- 世界計量記念日(World Metrology Day)
- ローマ字の日
- 東京港開港記念日
- 新東京国際空港開港記念日
- 森林の日
森林の日。
なんとなく地味な印象の記念日だとは思うけれど、どうして
今日が森林の日なのかという理由が気に入ったので取り上げたい。
森林の日が今日であることには、語呂合わせや創設日などといった
理由とはひと味違う、洒落た理由があるのだ。
「5」月「20」日でなくてはならない理由が。
もしもよろしければ、少し考えてみていただきたい。
解答は…
5月は「森林」の中に「木」が5つ入っていることから、20日は「森林」の
総画数が20画であることから。
僕は、これを読んで、なるほどこういう記念日の作り方もあるのか
と思ってしまった。
ところで。
「森林」というのは、いったいどういう状態を指すのだろう。
もちろん、森林と言われてそのイメージを思い浮かべることは
できるのだけれど、「森」や「林」といったいどう違うのか
がよくわからない。
記念日制定理由にもなっているように「木」が5つも含まれて
いるのだから、当然「木」が非常に多い状態ということなのだ
ろうが、単純に「林」<「森」<「森林」と考えていいのだろうか。
少し迷ったので、(困った時の)広辞苑で調べてみた。
【林】…樹木の群がり生えた所。
【森】…樹木の茂り立つ所。
ううむ。木が群がり生えたいるところが林で、茂りたって
いるところが森であったのか。全然知らなかった。
ただ、この表現でも(僕には)大きな違いがわからない。
「林」と「森」では「木」の数が1つしか違わないから
それも仕方がないと思い、「森林」も調べてみることにした。
これは「林」+「森」なのだから、相当な表現であるに
違いないと思ったからである。
【森林】…樹木の密生している所。もり。はやし。
ゴルァ、広辞苑。
《密生》という表現はいいとして、そのあとの、「もり」「はやし」と
いうのはいったい何事だ。
森林というのは、「森」や「林」とどのように異なるかを説明するのが、
日本を代表する大辞典としての使命ではないか。(←ほんとか?)
何でも一緒くたにして曖昧にごまかそうとしては、広辞苑の名が泣く。
しかも、「もり」「はやし」と、ひらがなを使っているところが
非常にいやらしい。なぜ、ここがひらがなになっているか。
答えは簡単だ。先ほどの解説を漢字に置き換えてみよう。
【森林】…樹木の密生している所。森。林。
「森林」の説明を求めているのに、この解説を見せられては、
「森。林。とはいったい何なんだこら。」ということになる
のではなかろうか。広辞苑も色々大変なのだなぁ。