餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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寝ころび湯

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昨晩、「お風呂の王様」というスーパー銭湯に行って来た。
http://www.tatemono.com/ousama/index.html


ここは、僕が昔住んでいた家に近かったのだが、その時は全く関心がなく、
また、今の家から遠いこともあって、これまでは思いもかけなかった。
しかし、最近、風呂のリラックスを求めて出かけた「ラクーア」が、見事な
までの三杉(値段高すぎ!人多すぎ!風呂少なすぎ!)状態で、イヤになって
しまったので、今回は、そのリベンジをするべく、行ってみることにした。


まずは、第一印象。
値段(休日料金700円)の割にしっかりとした施設であるように感じた。
浴槽内の人は「ラクーア」同様多かったけれど、この値段だから、やむを
得ないかもしれない。
ただ、「ラクーア」と圧倒的に違うのは、子供の数。
祝日の夜という事情もあるのかもしれないが、とにかく目につくのは、
子供、子供、子供ばかり。
同じ人の数であっても、子供という奴は、ひとつの場所に落ち着かず、
動き回る性分があるから、誠にもって騒々しくなる。
しかも、どちらかと言えば「男児」より「女児」の方が多いのだ。


もちろん「女児」が単独で男湯に入ってくるわけはなく、父親が、連れて入って
きているのだが、いったい母親は何をやっているのか!と僕は問いたい。



別に意識しなければいいだけのことだが、ここまで群をなして「裸の女児」が
目に付くと、何かいかがわしい場所にきているのではないかと錯覚してしまう
ではないか。(←考えすぎ)



この間行った「ラクーア」は、温泉とリラクゼーションスペース(リラックス
できないけど)を兼ねたスパリゾート施設であったが、この「お風呂の王様」は、
単なるスーパー銭湯であるからして、その広さにはやはり差がある。
浴槽の広さも、総合的には「ラクーア」の方が断然広い。


しかし、ことバリエーションとなると、「ラクーア」は全くお粗末なもので、
浴槽の種類は数種類しかない。
反対に「お風呂の王様」は、流石に王様だけあって、なんと16種類もの
お風呂があった。

  • 王様温泉(人工温泉)
  • 絹の湯
  • 寝湯
  • ジェットバス
  • リラクゼーションバス
  • スーパージェットバス
  • ストロングバス
  • 電気風呂
  • 座マッサージ
  • バイブラバス
  • 白湯
  • 高濃度炭酸泉
  • 水風呂
  • キングスサウナ
  • 漢方蒸風呂
  • 寝ころび湯


それぞれの数としては、1人、2人用というものもあったので、決して
ゆったりはしていなかったが、種類が多いというのは実にいい。
僕は何度も色々な種類のお風呂を巡りながら、堪能することができた。


中でも最高だったのは、露天ゾーンに設置されていた「寝ころび湯」と
呼ばれるお風呂である。
これは、かつて見たことがない風呂だったので、ちょっとびっくりした。
浴槽内で、体をすっかり横にして伸ばせる「寝湯」といのはよくあるが、
これはそれとは大きく異なっている。
一見、お風呂には全く見えないほど、お湯がないからだ。


お湯の深さ(というかなんというか)は、僅か1cm程度だろうか。
タイルの上にゆったりと流れるお湯を、《敷き布団》にして、その上に
横になる、という、まさに「寝ころび湯」なのである。


最初僕はこのお風呂を見た時、
「こんな寒い中、たったこれだけのお湯しかないようなところに、何で
好きこのんで寝なければいけないのか。人をバカにするな」と思った。
しかし、各種のお風呂を巡ってきて、少し頭がくらくらしてきたことも
あり、「折角だから、話の種にもなるし、ちょっとだけ寝てみるか」と
思い、お湯の敷き布団の上へ体を預けることにした。


外は夜風に包まれて、相変わらずの寒さだ。
そんなところで思い切り寝転がっているのだから、一瞬で耐えられなく
なるのではないかと思った。


が、僕の予想は、意外な形で裏切られることになったのだ。
ゆったりと流れるお湯のぬくもりは、想像以上に心地よく、他の
お風呂群とは全く違う感動があった。
確かに、時々吹いてくる北風は冷たく、お腹部分はやっぱり寒い。
けれど、その寒さを受けているから、なおさら、このぬくもりに
背中を預けていたくなる、そんな思いがした。


このお風呂はいい!
僕は、このお風呂に入るためだけでも、またここを訪れたくなって
しまったぐらい、気に入ってしまった。


今は真冬であるから、お腹部分の寒さもあって、流石に長時間寝て
いることはできない。
しかし、もう少し暖かい季節になれば。
いつまででもいつまででもここで寝ていたいなぁ、とまで思うほど、
快適に違いない。と、僕は思った。


しばらくの間、繰り返し利用していたので、様々な人がここに寝て
いるのを見ていたが、個人的にやめて欲しいことが2つ。


このお風呂で寝る時は、股間にタオルをかけてもらいたい。
お風呂といっても、その構造上、ハタから見たら単なる休憩所の
ようにも見えるわけで、堂々と開陳されるとあまり気分がよくない。
まぁ、本人は気持ちがいいのだろうし、一応風呂という名がついて
いる以上、止めるわけにはいかないのだが…


それと、いくら気持ちがいいからといっても、うつぶせになって
この風呂につかるのはやめて欲しい。この風呂の性格上、次に
寝る人が気持ち悪いではないか。
まぁ、うつぶせ寝を試している人は、だいたいすぐにやめて仰向けに
戻る(股間が痛いからか、それともお湯が気持ち悪いからか)から、
気にしなくて良いのかもしれないけれど。


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