先週末、横浜港ランの途中で、僕は想定外のイベントに遭遇した。
「第5回 宇都宮餃子祭り」。
開場時間直後に入ったこともあり、餃子ブースはどこもガラガラ。行列ができていたのは、「みんみん」だけだったので、選び放題。
チケットでは、3軒(or 3皿)ぶん巡回することができたため、餃子ランナーとしては、喜ぶべき状況の筈…なのだけれど、この日の僕は悩んでしまった。
ほんの2時間後に、会食の予定が控えていて、時間も、お腹の余裕もなかったからだ。
ただ、悩んでばかりいても始まらないので、僕は心を決めて、販売ブースに向かった。
僕が選んだ店は、ここだ。
めんめん。
宇都宮では、創業25周年以上経つ、老舗の有名店なのだけれど、僕は、恥ずかしながら未訪問だった。
これまで何度も宇都宮には訪れているのに、なぜか訪問できずにいたのだ。
餃子好きの友人から、美味しいという評判も聞いていたため、この機会に食べておかなければ…と思った。
この店の餃子は、《黄金に輝く、パリパリの羽根》が看板フレーズになっていて、同店のWebサイトには、その魅惑的な写真が掲示されている。
僕は、ふだん、餃子の羽根にそれほど思い入れは持っていないのだけれど、この時は、羽根にこだわりたいと思った。
前日の土曜日未明…
僕は、圧巻の羽根つき餃子を味わっていたからだ。
その印象が残っているうちに、宇都宮餃子店で随一と言われる、黄金の羽根も味わいたかったのである。
この店は、「みんみん」に次ぐ列ができていたが、それでも、僕が並んだ時点では、まだ10人程度だったので…。
あっという間に順番が回ってきた。
僕は、殆ど時間のロスなく、餃子をゲットできたことに喜んだ。
パッケージにも、魅惑的な文言が並んでいる。
曰く…。
黄金の羽根が輝き、ガラスープの紹興酒と合わせ味噌で豊かなコクと風味。ハクサイを中心とした野菜の甘み。
いやはや、実にこれは美味しそうではないか。
ということで、早速実食。
おぉ、これは美味しい!
カリカリの薄皮に包まれた具は、ふんわりとした独特の食感。噛みしめると、独特の甘みが溢れ出してくる。
パッケージに書かれていた通りの、豊かなコクと風味で、僕は大いに感激した。
…が、それと同時に、ちょっと違和感も感じていた。
黄金の羽根はどこにあるんだ?
そもそも、羽根がこの店の一番の売りだった筈なのに、それが殆どついていなかったのは、ちょっと気になった。
だってそうだろう。このブースを選んだ人が期待しているのは、
こういう餃子の筈なのに…。
出てくる餃子はこれなのだw
いやはや、あまりにも違いすぎないだろうか。
まぁ、イベント会場ブースの中で焼いているため、店舗で焼くのに対して、大きなビハインドがあるだろうし、個数も4個単位なので、羽根をつけにくいということもあるだろう。
ただ、そういった点を考慮しても、「黄金の羽根」を売りにするのならば、もう少し頑張って欲しかった。
とはいえ。
僕は、それほど気にならなかった。
もともと、餃子の羽根には、それほどこだわらないたちであることに加え、もうひとつ大きな理由があった。
この餃子に合う、絶大なパートナーを得ていたからである。
それは、黄金の羽根の代わりを担うに十分な…。
黄金のビールだ。
この後、会食が控えていると言いながら、ビールなんか飲んでていいのか?と言われそうだけれど…。やむを得ない事情があった。
夏を思わせる暑さ、ランニング途中の乾いた身体、そして美味しい焼餃子。
これだけ条件が揃っているのに、ビールを飲まずにいられるものかw
生ビールは、チケット2枚でゲット可能だから、余ったチケットも一気に消化できて、一石二鳥(?)でもあるし、これは、僕にとって必然の選択だったのだ。
暑い屋外で楽しむ、美味しい餃子と黄金の生ビール。
最強の組み合わせに、僕はしばし酔いしれたが、ここで我に返った。
その後の予定を思い出したのだ。
僕は、想定外に摂取したカロリーを消費すべく、また、お腹を空かせる必要もあったため、再び、横浜港ランに戻った。