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ウィル・スミスは、家族を守った!

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今年度の米アカデミー賞授賞式の場で、世界中を仰天させるハプニングが発生した。

なんと、ウィル・スミスが、コメディアンのクリス・ロックを、ステージ上で平手打ちしたのである。

このシーンは、米国のみならず全世界で中継されており、日本でも大きなニュースになった。

これは、産経新聞社がYouTubeにアップロードした、ロイター共同の動画だが、これだけでは、ウィル・スミスの行動や発言が理解しにくいので、ちょっと補足させていただこう。

クリス・ロックは、ウィル・スミスの妻である女優、ジェイダ・ピンケット・スミスに対して、「ジェイダ、『G.I.ジェーン 2』が早く見たいよ」と言って、会場の笑いをとった。

『G.I.ジェーン』は、坊主頭の女性がヒロインになって活躍する映画であり、だから、現在坊主頭にしているジェイダに対して、そう呼びかけたのである。

しかし、ジェイダは好きで坊主頭にしているわけではない。

昨年、脱毛症に悩まされていることを公表しており、その結果として、坊主頭を余儀なくされているだけだ。

だから彼女は、クリス・ロックが「ジェイダ、『G.I.ジェーン 2』が早く見たいよ」と言われた直後、明らかに顔を曇らせている。

いくらコメディアンとは言え、人が苦しんでいる病気をネタにして笑いをとろうとするのは最低の行為だ。

しかも、全世界が注目する場で受けた発言だけに、彼女が受けたショックは計り知れない。

クリス・ロックは、そんな非常識な発言をした後も、「良い意味で言ったんだよ」などと言って、笑いをとっていた。

病気の人を大きく傷つけておいて、良い意味も何もあるもんか。

僕でさえそう思うのだから、夫であるウィル・スミスは、許し難い思いを抱き、そして、立ち上がったということだろう。

クリス・ロックは、ウィル・スミスに平手打ちをされても、まだ、おどけて話していたため、会場は、これも演出の一環(?)なのかと勘違いして、笑いが起きていた。

しかしその後、ウィル・スミスが、放送禁止用語までも含んだ強い口調で、「妻の名前を口にするな」と叫ぶと、一転、会場は静まりかえった。

ウィル・スミスが、妻を守るために、《本気で》行動したことが伝わったからだ。

この行動には賛否両論が出ているようだけれど、僕は、本気で妻を守ったウィル・スミスを支持したい。

「どんなことがあっても暴力はいけない」という意見は、確かに、もっともなことだろう。

しかし、そんなことは、ウィル・スミス本人だって十分わかっていた筈だ。

何しろ、世界的な大スターなのだから、そんな人物が公共の場で暴力を振るえば、後でどんな非難を受けるかは想像に難くない。告訴されて、俳優生命が終わる可能性だってある。

全世界にテレビ中継されている中で、放送禁止用語を叫ぶ危険性についても、十分理解していただろう。

にもかかわらず、ウィル・スミスは行動を起こした。

その理由はただひとつ。家族を、妻を守るためだ。

いやぁ、格好いいじゃないか。

その後、ウィル・スミスは、「ドリーム・プラン」で主演男優賞を受賞する。

実に意外なことに、ウィル・スミスにとって、これがオスカーの初受賞だった。

涙の受賞スピーチを見ていたら、僕もなんだか泣けてきた。

ウィル・スミスは、「ドリーム・プラン」で演じたリチャード・ウィリアムズとして娘たちを守り、ウィル・スミス本人として妻を守ったのだ。

僕は、長尺映画が超苦手なので、2時間半という上映時間に恐れをなして、「ドリーム・プラン」は未見だった。

しかし、これはやっぱり見に行かなくちゃなぁ。ウィル・スミスの演じる、素晴らしい家族愛を確かめるために。


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