いよいよ、大阪マラソン2023の当日となった。
一般ランナーを含めての開催は4年ぶりとなるため、その号砲を待ち侘びていた人は多いだろう。
去年は、レース10日前になって、いきなりの中止発表(1週間遅れの東京マラソンは開催されたのに!)となり、愕然としただけに尚更。
今年の大会は、抽選の筈だった一次募集で定員割れとなり、なんと7,300人もの二次募集(先着)が行われた。
だから今年、念願の出走が叶った人も多く、僕のラン仲間も多数遠征している。
僕は今回、僥倖にも当選した東京マラソンとの連戦になるため、見送った。
腰痛を抱えた現状を思えば、この判断は正解だったと思うけれど、大阪~東京と、2週連続で走る友人もいる。
みんな元気で羨ましいなぁ。
SNSなどでは、そんな大阪マラソンのEXPO情報が流れているのだけれど、それをつらつらと眺めていて、愕然としたことがあった。
大阪マラソンの風物詩とでも言うべき…
まいどエイドがない!
ということだった。
僕は、2017年、2018年と(旧コースの)大阪マラソンに出走した経験があるが、どちらの大会でも、まいどエイドに救われたことを思い出す。
質量とも文句なく、疲れ切った僕の心と身体を大いに癒やしてくれた。
正直、まいどエイドのおかげで、完走できたと言ってもいいぐらいだ。
そんな大阪マラソンの大看板が、今年は、姿を消してしまっているという。
去年はエリート選手のみでの開催となったため、まいどエイドがないのも納得(エリート選手はエイドでゆったりする余裕などない)だが、今年は一般選手を含めての大会。
しかも、参加費を大幅に値上げしての開催になるだけに、まさか中止になるとは思わなかった。
もちろん、コロナ禍が収まっていない現状では、以前と同じように、むき出しの食べ物をズラリと並べることは難しいだろう。
でも、何か違った形での《まいどエイド》を作る方法はなかったのかなぁ…。
大阪マラソン2023のエイドは4カ所。
【18.6km地点】塩分チャージタブレッツ・たこパティエ
【23.2km地点】スポーツようかん あずき・大阪花ラング
【23.2km地点】ウメパワプラス・大阪華かりん
【38.1km地点】塩分チャージタブレッツ・ええもんちぃ
大阪土産として人気のお菓子が提供されるが、まいどエイドがあった時代でも、それなりにお菓子は提供されていたので、明らかなレベルダウン。
こんな時代だから仕方ないのかもしれないが、他の地方大会では、もっと沢山提供しているところもある。
大阪マラソンだからこそ!と言った魅力が消えてしまったのは本当に残念だ。
コースも声援も最高の大会だから、まいどエイドがなくても、きっと楽しく走れるとは思うけれど…。