東京ウルトラマラソンの魅力は数多あるが、なんと言っても、エイドの充実ぶりが素晴らしい。
今回、暑さの中でもロングランできたのは、まさに、「エイド」に助けられたおかげだと思う。
僕が走った距離は、ハーフの部なので、公称56km*1だけれど、このイベントには、100kmの部、100マイルの部も設定されており、それも含めると、エイドスタッフの方々は、夜を徹して対応してくださっているのだ。
長時間の対応と移動*2で、とっても疲れているだろうに、ランナーを優しくねぎらい、次々と、色々な食べ物や飲み物を、笑顔で提供してくれるスタッフの方々。
道中、それにどれだけ救われたろう。感動と感謝の思いが尽きない。
今回は、そんなエイドの素晴らしさを書き残しておくことにしよう。
第1エイド:渋谷(9km地点)
渋谷駅近くの、ちょっとした公園に、そのエイドは設置されていた。
スタートしてから、まだ10kmも経っていないのに、手作りの惣菜パンや、野菜スティック、ゆで卵、温泉玉子なども用意していただいていた。
いやはや、何という充実ぶり。通常のマラソン大会では考えられない。
僕は、まだお腹が空いていなかったので、お菓子類をいただき、飲み物も補給して、先に進むことにした。この時点では、まだまだ僕は元気だったのだ。
そこから、約8km程度走り続けて…。
第2エイド:世田谷城址公園(17.1km地点)
お菓子類が充実。
亀井商店のドライフルーツが美味しかった。全体の中では、ちょっとコンパクトなエイドだったが、それもその筈…。
ここからは、たった3.9km走っただけで、次のエイドが用意されていたからだ。
第3エイド:希望丘公園(21.0km地点)
ちくわ胡瓜、プチトマト、漬物、沖縄もずく…。
ちょっとビールが飲みたくなるようなラインナップ。しかし、もちろん飲むわけにはいかないので、ソフトドリンクとともに堪能し、次のエイドを目指して(^0^;)進んだ。
この時点では、まだ朝9時台だったのだけれど、日差しが強く、かなり暑くなってきていた。
次のエイドまでは、8.7km。
日陰が全くない河川敷コースに突入し、僕らの身体は結構応えてきていた。
ただ、ラン仲間たちのトークに救われ、僕は笑顔でエイドに辿り着くことができた。
第4エイド:二子玉川(29.7km地点)
冷えた胡瓜!パイナップル!いやぁ、美味しかったなぁ。
氷がたっぷり入ったレモン水もあり、火照った身体によく効いた。
写真を撮り忘れてしまったが、手作りのカツサンドなども用意していただいていた。
日差しを遮る場所に設置していただいていたこともあり、僕らは、このエイドに、かなり長居をしてしまった。
本当は、いつまでものんびりとしていたかったのだけれど、関門もあるイベントなので、そうもいかない。
ということで、記念写真を撮って出発。
次のエイドまでは、5.7kmだったが、途中、「驚き計画」ゾーン*3で骨休めもできたので、あっという間に到着。
第5エイド:駒沢公園(35.4km地点)
次のエイドは駒沢公園だったが、その園内には入らずに、外側、ガード下に設置されていた。
ここでは、冷たい味噌汁が提供された。いやはや、これがとても美味しかった。
焼き鳥、玉子豆腐、冷や奴など、しょっぱい系のモノと…。
ドライフルーツ、ベビーカステラ、そして、冷たいスイカ!などの甘味系がバランスよく用意されていた。
汗をかいて疲れた身体には、塩分も糖分も、両方必要。
まさに、完璧なエイド食だ。
次のエイドまでは6.4km。
ペースもすっかり落ちていたが、エイドのおかげでスタミナは補給できていたので、僕らは、いつの間にかそこに辿り着いていた。
第6エイド:白金台(41.8km地点)
41.8km地点。
実測値では、43kmを超えていたので、もはやフルマラソン以上の領域に到達。
それだけに、おにぎりや稲荷など、ガッツリ系の食べ物が食べられたことはとても嬉しかった。
水ようかんやマンゴープリンなど、甘味も充実。
ここのエイドでも結構長居をしてしまったかもしれない。
残るエイドは、あと1つ。
僕は、久しぶりのロングランと猛烈な日差しで、身体はかなり疲労困憊になっており、あとは、そのエイドだけが心の救いだった。
このイベントに用意されている、最大最強のエイドなので、それを心の支えに頑張るつもりだったが、その前に、大きな壁が待ち受けていた。