「東京ウルトラマラソン2018」ハーフの部、公称56km*1のコースには、フルマラソン距離(42km)までに6つのエイドがあった。
そのどれもこれもが素晴らしく、だからこそ僕は、そこまで楽しく走り切れたと言っていい。
ただ…。そこから先は少し不安が残っていた。
フィニッシュ地点までは、あと15km程度あり、残るエイドは1つしかなかったからだ。しかも、そのエイドまでは9kmもあった。
前半ならば余裕で走れた距離だったが、その時の僕には、果てしない長さに感じた。
フルまでに辿った暑さと距離は、僕らの身体を大いに痛めつけており、足が思うように動かなくなった。
それまでのエイドで十分なおもてなしを受けていながら、情けないなぁとは思ったが、手厚いおもてなしに慣れてしまったからこそ、尚更、 9kmもの距離を、エイドなしで耐えることは難しかった。
さらに。
最後のエイドに至るまでの間、チェックポイントを通過しなければならず、そこで強烈な試練を受けることになった。
詳細は、レースレポートのエントリーで書かせていただくけれど、とにかく過酷なチェックポイントで、僕には、大きな「壁」に感じたほどだった。
何とか気力でそこを乗り越えたのものの、疲労困憊。
最後のエイドまでは、まだ4km以上あり、もう僕らの身体は、補給なしでは耐えられなかった。
ということで…。
ガリガリ君を補給w
「東京ウルトラマラソン2018」は、制限時間も、シビアな関門もあるが、レースではなくあくまでファンランイベント。
だから、「勝手にコンビニエイド」だって自由なのだ。
この時、僕が食べたのは、今月発売されたばかりの新作。
ガリガリ君リッチ、チョコミント味。
これが、とても爽やかで美味しかったので、僕はとっても気に入ってしまった。
この味が忘れられずに、打ち上げの帰り道でも食べてしまったほどだw
ということで、ガリガリ君パワーに助けられた僕らは、なんとか活力を取り戻し、再び走り始めた。
そして…。
着いた!
東京ウルトラマラソンの、最後にして最強のエイド。「こあしす」だ。
イベント協賛の「こあしす接骨院」が、その院内を、エイドとして利用させてくださっているのである。
僕は、このイベントに初参加させていただいた一昨年から、その素晴らしさに酔いしれたが、今年も、その感動は変わらなかった。
フレッシュなフルーツ。
惣菜パンやお菓子類。
トロピカーナオレンジ群。
冷たいそうめん(ネギ入り!)。
そして…。
水餃子キターっ!
水餃子は、一昨年のこあしすエイドでも提供され、僕は、大いに感動したことを思い出す。
去年は、残念ながらエイドメニューから消えてしまったので、僕は、この復活が予想外で、そして、最高に嬉しかった。
一昨年は、煮込みタイプの水餃子だったが、今年はスープをかけるタイプ。もちろん今回も素晴らしい。
水餃子は、もちもち皮とたっぷりの具。スープは味わい深く、ネギも入っている。いやはや本当に癒やされた。
なんたって、ここまで50km走ってきているのだ。
餃子ランナーとして、そこで出会える水餃子は、僕にとって、至上のご褒美に感じた。
おかわりも自由だったので、時間があれば、いつまでも食べていたかったほどだ。
しかし、僕らは、あまり長居をするわけにもいかなかった。
エイドのスペースは限られており、これから来るランナーたちもいる。また、制限時間を考えると、僕らも、そんなにゆっくりしている時間はなかった。
こあしすエイドに辿り着いたとき、僕はかなり疲れていたが、水餃子のおかげで、僕はすっかりパワーを取り戻した。
ポパイの活力がほうれん草であるように、餃子ランナーの活力源は、やっぱり餃子なのだ。(たとえが古すぎ(^^;)
ということで僕は、感動のフィニッシュ地に向けて、元気よく走り出した。
(以下、続くw)
*1:実測では59km近くある。