僕が走り始めたのは、2010年の10月。
もともとランニング好きだった友人から勧められて、すぐに、「ランナーズ」の購読も開始した。
僕が初めて買った「ランナーズ」。
2010年12月(10/22発売)号だ。
ランニング初心者だった僕には、魅惑的な情報が満載で、隅から隅までむさぼり読んだことを思い出す。
この号には別冊付録がついていて、これがまた良かった。
「世界の都市マラソン」という、28ページの小冊子で…。
世界各国のマラソン大会が、実に魅力的に紹介されていた。
当時の僕は、まだ、海外で走るようになるなんてことは、夢にも思ってもいなかったけれど。
その後僕は、定期購読を開始。以降、10年以上読み続けて…。
僕の家の本棚には、100冊を超える「ランナーズ」誌が並んでいる。
これはもちろん、僕にとっての大事な宝物だ。
ただ…。
最近、僕は、「ランナーズ」を読む機会がめっきり減ってしまった。
「ランナーズ」誌は、全国各地の、タイムリーなマラソン大会情報が掲載されていることも、大きな魅力だったのだけれど、コロナ禍に伴い、それらが一気に消滅。
その誌面には、ひとりランのノウハウや、オンラインマラソン大会情報などが多くなってきた。
それはそれで有益な情報なのだろうけれど、毎月続くと、ちょっと飽きてきた。
僕自身の心境変化も生じている。
コロナ禍に伴って、さまざまな大会が中止になり、大きな目標としていた、海外6メジャーマラソンへの出場も叶わなくなった。
近所をちょっと走るだけでも、マスク(バフ)が必須になって、通行人からは疎ましがられる始末。
一応、健康維持のために走り続けてはいるけれど、加齢に伴う気力体力の低下も加わって、かつてのようなモチベーションが保てなくなっている。
そんな心境なので、もう、「ランナーズ」を読んでも、以前のようにワクワクしなくなってしまったのだ。
いつしか定期購読期間も終了し、数ヶ月前からはオンライン書店で購入。
一応、最新号もゲットした。
この8月号では、なんと、「70歳でサブ3を初達成!」という、スーパーランナーが登場。
加齢を言い訳にして、激しい練習を怠っている僕には、衝撃の記事だった。
この他、日本最年長でサブ3.5の74歳ランナーや、サブ4の79歳ランナーなども登場。
こういった記事に刺激を受けて、僕も頑張らなければいけないとは思うのだけれど…。
ただ、やっぱり、目標とするレースが定まらないと、どうにも気力が上がらない。
今月号の「ランナーズ」では、《さつきラン&ウォーク2021企業対抗戦》特集の存在が微妙だった。
20ページ超の誌面を割いた、オンラインマラソン企画の特集なのだけれど、僕は、そういった記事に、やっぱり興味がわかない。
最近の「ランナーズ」はこういった記事が多いので、僕は、「これだったら、毎号読まなくてもいいかなぁ」と思えてしまうのだ。
ということで、僕は、今後も「ランナーズ」を購読すべきかどうか、逡巡している。
読み続けるなら、定期購読した方が断然得なのだけれど、最低でも1年契約となっているので、飽きたとしても、1年は止められない*1のがネック。
ただ、毎号結局ずるずると買ってしまうのであれば、早めに定期購読した方がいいような気もして…。
僕は今、大いに悩んでいるのだ。
うーん。
*1:中途解約は可能だが、その場合は、大きく損をする。