はてなブログのお題にビビッときた。
今週のお題は「100万円あったら」です。
今、あなたの手元に100万円があったら……どうしますか?
今週は「100万円あったら」をテーマに、はてなブロガーの皆さんのエントリーを大募集。「100万円の使いみちランキング」「私が100万円で買ったもの」「100万円じゃ全然足りない!」など、皆さんの物欲を思うがままにぶつけてみませんか? ご応募をお待ちしております。
突然100万がもらえたら…というテーマで、《百萬男》を思い出したのだ。
《百萬男》とは…。
今から20年前、フジテレビ系列で放映されていたバラエティ番組である。
僕は、この番組が最高に好きで、毎回ドキドキしながら見ていた。
その内容は以下の通り。
この番組は、街行く人々の中から無作為に選んだ1人に突然100万円を手渡し、5時間という制限時間内にすべて使い切ってもらう。
ただし、金を使えるのは本人のみ、貯金や借金返済、ギャンブルに使うのはNG、もし使い切れなければ全額返済するというルールのもとで・・・。
突然100万円がもらえるものの、それを、5時間以内に使い切らないといけないというのが、大きなポイント。
「何でも買っていいのだから、簡単じゃないか」と思われるかもしれないが、いきなり棚ボタの100万円を手渡されると、人間、頭が真っ白になるもの。
しかも、そんな自分を助けてくれるアイテムはない。
この番組が放映されていたのは、2001年。
まだ、iPhoneやスマートフォンなどが存在せず、「検索して情報を得る」ということができなかった時代だからだ。
貯金や借金返済、ギャンブルに使うのはNG、人へのプレゼントなどに使うのは不可、自分のためだけに、100万円を使い切れと言われると、なかなかどうして悩ましく、難しい決断を強いられる。
しかも、手元にある「現金」を使い切る必要があるため、オンラインショッピングでは使えない。自分で行動して、店を回って、現金を減らすしかないのだ。
だから、参加者たちは、毎回かなり苦労していた。
とりあえず数十万円の電化製品などを購入するものの、それ以外の使い道が浮かばず、時間に追われて右往左往するパターンが多かったような気がする。
なにしろ、5時間以内に使い切らなければ、全額自己負担になってしまうため、実にスリリング。
購入した商品を持ち歩いたりする必要があるので、店から店へ移動するのもだんだん苦しくなっていく。
但し、移動費には使えるため、最後は、無理矢理タクシーに乗って帳尻を合わせていた参加者もいたことを思い出す。
いやぁ、面白い番組だったなぁ。
この番組において、参加者にいきなり100万円を手渡す謎の人物、《百萬男》を演じたのは、筒井康隆先生。
僕が、子供の頃から尊敬し続けている、「あの」筒井康隆先生が演じていたのだ。
この番組において、《百萬男》筒井康隆先生は、「そんなに金がほしいならくれてやる!」という決め台詞とともに登場。
番組ラストにも再び登場し、参加者たちの顛末を、淡々と振り返っていたのが印象的だった。
僕は、そんな筒井康隆先生の《百萬男》ぶりが見たくて、毎回興奮していたような気もする。
もしも僕が、この番組に参加していたら、いったい、どんな物を選んで購入していただろう。
僕は優柔不断な性格だから、5時間という時間制限の中で、きっとパニックになっていた筈だ。
そんなガチガチの《百萬男》企画に比べると、今週のはてなのお題は、実に緩い。
100万円を手にしたあとの、利用条件も時間制限もないからである。
それだったら、僕は、海外マラソンの費用に使おうと思う。
僕の夢である6メジャー大会コンプリートで、未だ制覇できていない、ロンドンマラソンとボストンマラソン。
そのツアー費用に充当させたい。
コロナ禍の今は、海外旅行どころではないが、いつかまた、海外へ普通に行けるようになるまで、キープしておくのだ。
このツアー代金は、とにかくべらぼうに高いので、2大会あわせると、100万じゃ足りないのが難点だけどw