ボストン・マラソン2019が終わった。
昨年は、超悪天候の中、川内優輝選手が優勝。
僕は、ボストン・マラソン紙の記事を読んで、大いに感激したことを思い出す。
同紙は、昨日付の紙面で、川内選手を掲載。
ディフェンディングチャンピオンであることを示す、栄光のゼッケン1番。それを持って微笑む川内優輝選手の表情を伝えてくれた。
だから今年も、大いに期待していたのだけれど、結果は…。
ボストンマラソン 井上が最高12位 川内17位 #nhk_news https://t.co/2jpNr3ldwN
— NHKニュース (@nhk_news) April 15, 2019
惨敗…。
日本人最高は、井上大仁選手。
昨年の東京マラソンで、設楽裕太選手に続く2位となり、アジア競技大会で優勝したエースアスリートだ。
その実績から、大いに期待されていたけれど、世界の厚い壁(ナイキ軍団!)に阻まれて12位。
川内選手は、そんな井上選手から、さらに3分半も遅れての17位となってしまった。
走破タイムは、優勝した昨年よりも30秒速いのだけれど、昨年とはレース環境がまるで違っていた。
《極寒》《強風》だった昨年、そのタイムで走れたということが、むしろ奇跡だったのかもしれない。
川内選手は、レース前に、公式Twitterでこう述べている。
体感気温が昨年より15度くらい高い時点で、私のアドバンテージはほぼ無いに等しいです。実際に月曜と似たような天候の今日の午前中の練習でも湿度を少し感じて、かなり汗をかきました。
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) April 13, 2019
今年のボストン・マラソンは、そんな「暑い」天候になってしまったため、川内選手には厳しく、暑さを得意とするスピードランナーに利した形となってしまったのだろう。
でも。
僕は思う。川内選手は、決してこのままで終わらない、と。
シカゴマラソン後、空港のラウンジで偶然出会った際、教えてくれたことを思い出す。
そう。
現状打破、だ。
川内選手は、これまで、座右の銘であるこの言葉通り、何度も現状を打破し、復活してきた。
この4月からの《プロ転向》についても、川内選手として、考えに考え抜いた結果の「現状打破」だと思う。
プロ転向初戦…今回のボストンマラソンは苦い結果になってしまった。
しかし、中間地点では28位まで後退したのに、17位まで盛り返したのは、底力の証。
今後は、プロランナーとして、きっと、厳しい現状を打破してくれると願っている。
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