北海道マラソン2025の発走時刻まで、あと約3時間。
本当ならば、僕は札幌の地にいて、その瞬間を待ち侘びている筈だった。
慣れ親しんだ北海道マラソンのコースで、今年も走れることに、ワクワクしている筈だった。
1年間、さまざまな故障で苦しんできたけれど、北海道マラソンだけを夢見て、何とか頑張ってきた。
しかし…。
残念ながら今年は、その夢が潰えてしまった。
本当に無念で泣きたくなる。
だから今日は、そんな重たい気分を打ち消すため、空想世界に逃げ込もうと思う。
ChatGPTとの共作でお届けする、日曜恒例「餃子ランナーのAI空想物語」だ。
《前回までのあらすじ summary by ChatGPT》
餃子ランナーとは、餃子を美味しく食べるために走り、走ることで餃子を欲する――そんな僕自身の物語だ。
スマートウォッチに振り回され、餃子メーカーに誘惑され、ついにはAIに走行距離や餃子の数まで管理されるようになった。
最新のシューズは走った距離を“餃子残高”として数値化し、僕はその増減に一喜一憂。
この夏、札幌での『餃子残高争奪戦』出場を目指していたが、その開催直前に、激しい腰痛に襲われた。
僕は、ジェットに頼りながらリハビリを続けたが、不安は消えなかった。
そんなある日、僕は、夢の中で火星に立ち、軽い身体で自由に走り、餃子を焼き上げることができた。
しかし目覚めれば現実は厳しく、腰の痛みが再び襲いかかる。
空想世界の僕は、今日(8/31)札幌で開催される『餃子残高争奪戦』という謎のレースに出走する予定だったらしい。
しかしその世界でも、僕は腰痛に見舞われて、苦しんでいるという設定になっている。
ただ、空想世界では、進化したガジェット類たちが僕の身体を癒やし、リハビリもしてくれているから、何とかなりそうな感じだった。
先週は、なぜか火星で餃子を焼いたりしていたようだけれど、それが結局夢だったということで、現実世界に戻ってはきたものの…。
餃子ランナーのAI空想物語・第7話
餃子ランナー、MRIのトンネルに沈む。
火星で迎えた夜。
僕は、低重力に支えられ、腰の痛みも忘れ、空に舞い上がりながら餃子を焼き上げた。
まるで夢のような体験――いや、実際に夢だったのだ。
目を覚ました僕を待っていたのは、現実の痛みだった。
腰は日ごとにますます重くなり、ついにMRI検査を受けることになった。
「スマホや時計、その他、電子機器類は全て外してください」
受付で告げられた言葉が胸に突き刺さる。
いつもなら僕を支えてくれる《AI姿勢解析ベルト》も、《スマート温熱パッド》も、頼りにしてきたガジェットたちはすべて置き去りにされた。
MRIのトンネルに吸い込まれ、響くのは「コンコン」「ガンガン」「ビービー」「ドドドド」といった、無機質な音ばかり。
餃子残高の表示もAIの声もない。
ただひとり、轟音に包まれるだけの時間が続いた。
検査の結果は残酷だった。新たな圧迫骨折。
それが、この激しい腰痛の原因だと告げられた瞬間、僕の心の中で何かが崩れ落ちた。
札幌での『餃子残高争奪戦』――あれほど待ち望んでいた舞台に立つことは、もう叶わないからだ。
MRIのトンネルに沈んで、僕は思い知った。
いくらガジェット類が頼りになっても、僕の代わりに走ってはくれないのだと。
いくら餃子がパワーを与えてくれても、身体を治癒してはくれないのだと。
だから、僕は身体をしっかり治さなければいけないと誓った。
どんなにガジェット類や餃子が僕の心をケアしてくれても、今は走ってはいけない時期なのだ。
我慢、我慢、我慢…。
いったいなんなんだこれはw
空想世界と現実世界のシンクロが濃すぎて、これじゃまったく現実逃避になってないぞ。
でも、よく考えてみれば納得。
この空想物語を書き上げたのはAI(ChatGPT)だけれど、今回はなかなか上手くまとまらず、僕の意見で修正しまくったため、こうなってしまったのだ。
北海道マラソン2025を走れない無念が、空想世界にも侵食したってことなんだろうなぁ…。
悲しすぎる。