毎年僕は、桜の季節を楽しみにしていた。
花見をしながら走ると、気分が洗われるような気がするからだ。
ちょうど1年ぐらい前も、上野公園まで遠征し、花見宴会の余韻を感じながら走ったことを思い出す。
ただ今年は、花見ランなどできないと思っていた。
少しでも走ると臀部が痛む状態で、もう、1ヶ月もランニングをしていない状態だったからだ。
だから今年は、花見ウォーキングでお茶を濁すつもりだったのだけれど…。
先週末に、新しい整形外科に行き、僕は、ちょっとだけ具合が良くなった。
週明けの月曜日。
僕は、臀部の違和感が若干薄れているような気がした為、家の近所を恐る恐る走ってみた。
たった1kmあまりを走っただけだし、6分半以上もかかっている。
これでランニングと言えるのか?という気もするけれど、でも、個人的には満足している。
たったこれぐらいの距離でも、この1ヶ月は走ることができなかったからである。
そんな僕の回復(かどうかまだわからいけれど)を祝ってくれるかのように、近所の桜は満開。
花見の名所に出かけることはできなかったけれど、これはこれで、花見ランと言えるのではないか。
僕にとっては、肉体的にも精神的にも、リハビリとなる花見ランだ。
昨日の朝は大雨と強い風に見舞われた為、桜も大量に散ってしまったから、一昨日は、最後の花見ランチャンスだったと言えるかも知れない。
走れて良かった。