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「お花見宴会自粛要請」に感じた思い

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数日前。

新型コロナウイルス対策の専門家会議は、《屋内の閉鎖的な空間》で行われるイベントが危険であると発表した。

その影響で、ライブハウスやスポーツジム、ビュッフェスタイルの会食などが、続々と自粛の波に追い込まれている。

僕は、毎日、閉鎖的な満員電車で通勤(せざるを得ず)、閉鎖的なオフィスで働く(しかない)日常を送っているため、とても理不尽に感じた。

とはいえ、こんなご時世だし、スポーツジムからの感染が広まっているようなので、ある程度の規制が行われるのは、仕方がないのかとも思った。

ただ…。

このニュースにはちょっと驚いた。

えっ。花見宴会までダメなのか?と思ったのだ。

僕は、花見宴会に全く興味がなく、基本的に参加しないのだけれど、それでも大きな違和感を抱いた。

だってそうだろう。

花見宴会は、《屋内》でもなければ、《閉鎖的な空間》でもないイベントだからだ。

しかも、今年の東京における花見のピークは今月下旬と予想されているため、「(コロナウイルスの感染防止には)この1~2週間が正念場」と言われている時期(3月中旬)よりも先。

にも関わらず、現時点で自粛を要請するということは、この先まだまだ、この状況は改善しないのかと思ってしまう。

そう考えると、僕は気分が暗くなった。

毎年僕は、3月下旬になると、連日花見ランを行って、日々開花していく桜を眺めながら、春の訪れを感じていたからである。

今年はこういった幸せを味わえなくなってしまうのかぁ…。と、落ち込んだ。

しかし。

これは僕の大きな誤解だった。

ニュースを全部読んでみると、以下のように書かれている。

ブルーシートを敷いて長時間にわたって飲食などをすることで、感染の恐れが高まると指摘している。歩いて桜を観賞することは可能だという。

「歩いて桜を観賞することは可能」と言うことは、もちろん、「走って桜を観賞することも可能」な筈。

ということは、僕にとっては、例年と変わらず、いや、むしろ、もっとゆったり桜を愛でることができるということじゃないかw

今年は、さまざまなレースが中止となり、走るモチベーションも維持しにくい状況になっているけれど、そんな思いを、桜はきっと癒やしてくれる。

花見ランの頃には、コロナウイルスの状況が落ち着いて、心から春の訪れを祝えるよう、祈りたい。

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