旅の目的、その結果2012（後編）

(承前）
僕らのイベントは、この写真に集約されている。

大の男たち12人が、2時間以上かけて争ったPOG（=ぺーバーオーナーゲーム）指名馬ドラフトの結果だ。
宴会場の壁に指名馬の紙を貼り、重複すればじゃんけんで決定。傍からみたら、相当異様な光景だろう。はっきり言って、隣の座敷のカラオケの方が（音程の外れっぷりはともかくとして）よっぽどまともだった。
しかし、僕らはこのスタイルで20年間やってきたし、楽しんでいる。問題ない。
ただ、今年の僕には少し問題があった。何しろ、今年に入って全く競馬をやっていないからだ。何しろ日本ダービー当日だって、山中湖で走っていたので、予想も購入もしていないほど。
当然ながら、指名候補となる2歳馬の情報にも本当に疎くなっていたのだけれど、ほぼ一夜漬けで選んで、ドラフトに臨んだ。
今年、僕が選んだ10頭は以下の通り。

順位	馬名	性	父	母	ＢＭＳ
1	ダイワレーヌ	牝	チチカステナンゴ	ダイワスカーレット	アグネスタキオン
2	スイートメドゥーサ	牝	アグネスタキオン	ローブデコルテ	Cozzene
3	ファミーユ	牡	チチカステナンゴ	キストゥヘヴン	アドマイヤベガ
4	ベアトリッツ	牝	ディープインパクト	バルドウィナ	Grade Royale
5	ドリーミーノーツ（仮）	牝	ジャングルポケット	ローズバド	サンデーサイレンス
6	アウォーディー	牡	ジャングルポケット	ヘヴンリーロマンス	サンデーサイレンス
7	ミライエ	牝	ディープインパクト	アドマイヤキラメキ	エンドスウィープl
8	ラヴィアンフルール（仮）	牝	ステイゴールド	フィジーガール	カコイーシーズ
9	クルトメッシュ	牡	ホワイトマズル	コイウタ	フジキセキ
10	テイエムオーライト（仮）	牡	ファンタスティックライト	テイエムオーシャン	ダンシングブレーヴ

POGは、いわば情報戦だから、色々な情報を総合して持っている人が有利になる。
だから僕も、以前は死にものぐるいでそれを集めていた。しかし今はそれをする時間も気力も無い。だから、好きだった牝馬の子供たちを中心として選ぶことにした。
名牝の仔だから走るという根拠は全くなく、むしろ初仔などは不安要素が多いのだけれど、今はPOGへのこだわりも薄れているため、後悔はしていない。
Tweet