(承前)
BlackBerry Bold9900の底部は非常にシンプルだ。
チャージングポッド用の接点があるのみ。
そして、この接点ゆえ充電作業は実に簡単。ポッドの上に軽く置くだけで、簡単にBBを充電することができるからだ。
底部にUSB端子のあるスマートフォンは多々あるが、USB端子を使ってのクレードル式充電だと、「挿す」「抜く」という作業が意外に面倒。単純に「置く」だけで良いという快適さとは比べものにならない。
このシステムは、9000以降のBoldシリーズでずっと受け継がれてきた*1ため、僕は今回もその快適さに酔いしれるつもりだった。
ところが、今回は事情が若干僕の想像と違っていた。
左が9780(9700)用、右が9900用のチャージングポッド。
デザインは、9900用の方が精悍で格好良い。色合いも本体と合っているし、薄くてスマートになった気がする。
USBケーブルを挿すと、グリーンに光って美しい。
これだけ見ると、先代よりも進化して素晴らしい、というようにも思えるのだけれど…。
いざ実際に本体を置いてみると、印象が変わる。
「置くだけ」という気軽さは、これまでと同じなのだけれど、ポッドの《底が浅い》ため、端末が安定しにくいというのが難点。ちょっと振動を受けただけでもすぐに後ろに倒れてしまう。
また、無造作に置くと充電モードに入らないことがよくある。接点がうまく読み取れないのだ。端末を軽く押したりすると認識はしてくれるのだけれど、これが若干のストレスになる。
9780用までのチャージングポッドでは、全く意識せず「ポン」と置いただけで安定するし、すぐに充電モードへ入っただけに、この仕様変更は少し残念だ。(以下、続く。)
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*1:残念ながら、日本未発売の9790ではUSBポートを差し込む形になってしまった。