餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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中山記念

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昨日のアーリントンカップから、うってかわって伝統のレースである。
今年から国際競走ということになっているが、例によって名ばかりの
国際指定であるから、外国馬の出走はない。


レース条件は、中山1800メートル。
古くは、あのハイセイコーが不良馬場の中を圧勝したことで有名だ。
去年の「ハイセイコーM(メモリアル)」が、中山記念の前に組まれていた
ことからも、それが印象深いレースであったことが読みとれる。


僕は、この時代をリアルでは知らない。
しかし、当時のハイセイコーが、圧倒的な人気馬であったことは
競馬関係の雑誌や資料に溢れていたから、後追いの知識とはいえ、
その凄さはわかっているつもりだ。


昨年のメモリアルレースと連動したJRAの特設ページでも、吉川良が、
当時の雰囲気を、簡潔かつ見事に再現しているから、僕もあらためて
その雰囲気に酔った。

http://www.jra.go.jp/50th/html/50horse/09.html


ハイセイコーの時代も今も。変わらぬ中山1800メートルの舞台。
春を迎えようとする時期に行われるというのも変わっていない。


最近は、レース名やらレース時期やらレース条件やらがめまぐるしく
変わるので、僕のようなオールド(だよなぁ、もう)ファンはついて
いけないことも多い。
前にも書いたが、朝日杯フューチュリティステークスとか、阪神
ジュベナイルフィリーズとか、口に出すのも恥ずかしいような
レース名には呆れるばかりだ。


だから、やっぱりこういった伝統レースは安心できる。
歴史を大きく遡ってみると、1956年以前は距離も時期もめまぐるしく
変動しており、「中山3400メートルで12月開催」などという時代も
あったようだが、そういう黎明期はともかく、ここ半世紀近くに
わたって同条件が続けられているという点を重視しよう。


ということで、オールドファンとしてはやっぱり当てたい。
昨日は応援している本命馬が完勝しながら素直に喜べない
結果となったので、気を取り直して今日こそは。


本命はエアシェイディ。
もともと、ホープフルS後の骨折さえなければ、間違いなくクラシックに
乗っていた器である。
少々足踏みをしてしまった感があるけれど、前走のAJC杯を見る限り、
やっと、本来の力を発揮できるようになってきた印象を受けた。


中山1800メートルは、母エアデジャヴーが重賞勝利(クイーンS)を
上げた舞台でもある。
牝馬3冠レースで全て3着以内に健闘したエアデジャヴーの血が、
開花する舞台とみた。
勢いに乗ったサンデーサイレンス産駒は、立ち止まらずに突き進む
ことが多いから、ここもあっさり通過できるものと信じている。


相手は難しい。
実績的にはバランスオブゲームだろう。
G1となるといつも足りないが、G2以下のレースでは無類の強さを
発揮する。
今週の追い切りが冴えないということで、実績ほど人気にならないよう
だが、それで人気を落とすのならば、却って狙い目と僕は見た。
有馬記念で、同じく中間の状態が悪いというイメージから人気を不当に
落としていた、シルクフェイマスの教訓を忘れまい。


3番手にはカンパニーを。
京阪杯では◎のエアシェイディに先着しているし、ラジオたんぱ賞でも
差のない2着に粘っているから実績は上位である。
しかし、この馬は、とにかく極端な追い込み一辺倒であるのが気になる。
中山記念は、内回りの1800メートルにしては、過去追い込みが決まって
いるレースだから、それほど気にしなくてもいいのかもしれない。
鞍上も名手アンカツだ。これが小牧太なら一気に狙いを下げるが、
アンカツであれば、流れを読んで指しきる可能性も十分にあるだろう。
ただ、休み明けということもあり、折り合いを欠くことも懸念した。
不確定要素が多い分評価は下げたが、見事に差しきられても不思議はない。


メイショウカイドウは、いくら勢いに乗っていると言っても、いくら
武豊とは言っても、ちょっとここでは狙いにくい。
小倉では重賞級でも、他ではオープン級が妥当の馬なのではないか。
これで今回来たら、昨秋の東京、中山での惨敗はいったい何だったん
だということになってしまう。


昨秋の惨敗時は大先生騎乗で、今回は武豊なのだから、その差は図り
しれないほど大きい。
武豊がわざわざ来るのだから、それが小倉専用馬でないことの証明で
あるのかもしれない。
しかし、僕にはやはりこの馬が「小倉弁慶」である思いを拭えないのだ。
人気にもなることだし、ここは切り。


グレイトジャーニーの前走は良かったが、もともとマイルではあのぐらい
走っておかしくない馬だ。
距離が1ハロンでも伸びるのは微妙だし、今回は大先生騎乗だから、
信頼度はぐっと落ちる。これも切ろう。


連下には、京都金杯であのハットトリックと好勝負したアルビレオと、
どうにももどかしい競馬が続いているが、ペリエの腕で目覚めることを
期待してエイシンチャンプ。


◎エアシェイディ
○バランスオブゲーム
▲カンパニー
△アルビレオ
△エイシンチャンプ


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