何の前触れもなかった。
昨日の夜明け前、突然の吐き気に襲われたのだ。
その前日は、1滴のアルコールも口にしていないし、暴飲暴食もしていない。それなのに、なぜ。
ただ、この時点では、まだ一時的な異変だと思っていた。
だから、僕はいつもの夜明け前と同じように、ブログを普通に更新している。
苦しい思いはあったものの、毎日の使命感(なんの使命だよw)がそれに勝っていたのだ。
ということで、ブログを書き終えることはできたのだけれど、本格的な悲劇は、それから始まった。
ほどなくすると、猛烈な嘔吐症状がやってきたからだ。
トイレでしばし吐いた後も、未だ、気持ち悪さは残っていた。
出社時刻まではまだ数時間あったので、少し眠れば、何とか回復するかと願った。
しかし、ダメだった。
症状は時間を追うごとに悪化し、数メートル歩くだけでも目眩がするような状態になったので、僕は出社を諦め、病院で検査を行うことにした。
僕の家から病院までは、約500m。
走ればわずか数分の距離なのだけれど、昨日は、この距離が果てしなく長く感じた。
ただでさえ身体がつらいのに、史上最強寒波の北風が、容赦なく僕を責め立てる。さらに、足下も、所々に雪が溶けずに残っていて、非常に危ない状態。
僕は、這々の体になりながら、なんとか病院に到着。
僕の行きつけの病院で、設備は非常に整っているので、ここに辿り着けば、なんとか光明が見えてくると信じた。
待合室の時間が、これまた長かった。
熱は37.5℃ぐらいだったが、僕は平熱が35℃くらいなので、僕にしてはかなり高く、だから意識が朦朧とするのも必然だと思った。
いったん診察を受け、問診だけでは症状が判別できなかったため、採血とX線検査を行うことになった。
採血はかなりの量をとられ、X線も、前と後ろで本格的に撮影された。
それからまた、待合室で待機。長い、長い時間が過ぎたような気がした後、再び、僕の名前が呼ばれた。
先生は、まず、血液検査を結果を僕に告げた。
この結果は、異常なしとのことだった。
それならば、大きな問題はないのかと思っていたところ…X線の検査結果は、芳しくないものだった。
「腸内に便が大量に蓄積されています。そのせいで、食べ物が逆流し、嘔吐に繋がったと考えられます」とのこと。
X線の写真は、素人の僕が見ても、その状況がすぐにわかるレベル。
もともと僕は、少し便秘気味ではあったけれど、2~3日に1回は便通があったので、問題ないと考えていた。
しかし、そうではなかったのだ。
そういえば、最近、便通の後でも、お腹が少し張っているような気がした。それは、排出されないブツが、体内に大量に蓄積されていたということだったのか。
先生は、落ち込みはじめた僕に、こう告げた。
「取り急ぎ、整腸剤と吐き気止めを出しておきます。が…改善されないようでしたら、腸の検査をしましょう」
うわ。
僕の脳内には、腸に関係するさまざまな病気、最悪のシチュエーションが渦巻いた。
しかし、それを今考えても仕方ない、と思い直した。
その時点での僕にとって、最大のミッションは、寒風の中、500m歩ききって、自宅に辿り着くことだったからだ。
…なんとか自宅に到着。
それから後は、ただ眠り続けていた記憶しかない。
何度も何度も気持ち悪くて目覚めたが、眠り続けること14時間超。
この前後にも、立っていられず、身体を横にしているので、最悪の状況で週末に突入。
いやはや、ランニングどころの騒ぎじゃない。
丸一日何も食べていないのに、全くお腹が空かない。しかし、何も口にいれないわけにはいかないので、OS-1で、水分だけは補給した。
OS-1は、「飲む点滴」という別名を持ち、病気や熱中症対策などで使われる飲み物。
しかし最近は、岩本能史先生の提唱により、最近は、ランナーの必備品にもなっている。
だから、僕も常にストックしており、今回は、それが役に立った形だ。
しかし、まだ本格的な食欲は、相変わらず起きないし、便通もない。
目眩や吐き気は何とか収まってきたので、こうやってブログを書いて、気を紛らわしているけれど、医師の言葉、改善しないようなら、腸の検査が必要という点がどうにも引っかかる。
何とか杞憂で終わってくれるといいのだけれど…。
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