僕は、子供の頃から、ゲームには殆ど興味がなかった。
アニメについては、もっと疎くて、「ガンダム」も「エヴァンゲリオン」も全く見たことがない。
だから。
そういったゲームやアニメの要素が散りばめられ、大評判になっているという映画、「レディ・プレイヤー1」を見に行くことには、若干の抵抗があった。
スピルバーグの最新作、しかもSF映画なのだから、大いに気になってはいたのだけれど、ゲームもアニメも興味ないしなぁ…と思って、ためらってしまっていたのである。
しかし、公開早々見に行った友人たちの評価があまりに高かったことに加えて、僕の背中を大きく押したものがあった。
SFマガジンだ。
もう、かれこれ30年以上定期購入しているのだけれど、最近は積ん読状態が続いていた。
毎号発売日には購入するものの、そのまま本棚で眠ってしまっていたのである。
ということで、すっかりその存在を忘れていたが、先日、なんとなく本棚から取り出してみて、その特集内容に驚愕した。
S-Fマガジン2018年6月号
今号のメイン特集は、「ゲームSF」。
ということで、前述の通り、ゲームに興味のない僕は、内容も確認しないまま、本棚に突っ込んでしまっていたのだ。
しかし、今回、じっくりと眺めてみると、気になっていた映画「レディ・プレイヤー1」が大々的にクローズアップされていることがわかり、やおら、目を通してみることにした。
すると…。
表紙をめくると、いきなり、「レディ・プレイヤー1」の写真が掲載されているし…。
巻頭カラーページを使ってのプッシュ。
この記事を読んでいたら、やっぱりとても面白そうで、これは、見に行かなければいけないなぁ…という思いが強まってきた。
さらに…。
スティーブン・スピルバーグのインタビューも掲載。
その記事内容を読んでいたら、SFマガジン読者としては、「行くべき」「行かねばならない」作品であるという思いが強まり…。
見に行くことに決めた。
…で、見に行って良かった。ほんと良かった。面白かった。今年見た映画の中で、もっとも楽しめたし、しばし、時間を忘れた。
これぞ、まさに、スピルバーグならではの、とびっきりのエンターテイメント作品だなぁと思う。
SF…未来を描いた映画が少しでも好きな人であれば、きっとこれは文句なく楽しめる筈だ。
これから見に行くことができる人は、できれば、予備知識をあまり入れずに見るのが吉。
Web上には、ネタバレ情報が溢れまくっているため、それを知らずに見た方が絶対に楽しめると思うからだ。
どうしても気になる人は、以下の公式Webサイト情報や予告編を見ておくのがオススメ。
この予告編を見て、少しでも面白いと思ったならば、見に行って絶対に損はない。その何倍も楽しめる筈だ。
パンフレットももちろん購入。
掲載されている写真を見ると、映画の興奮が甦ってくる。
あぁ、是非もう1度見に行きたいなぁ。
まさに、スピルバーグ健在なり!と思える映画だ。
スピルバーグの凄さは、それだけじゃない。
彼は、こんな超1級のSFエンターテイメント作品の撮影と並行して…。
こんな、ガチの実話系映画も作っていたのである。
いやはや、本当に凄い。凄すぎる。
パンフレットには、この映画の原作「ゲームウォーズ」の作者である、アーネスト・クラインのインタビューも掲載されていた。
ゲームウォーズ(上)(下)
原作には、映画に登場しなかった(スピルバーグが取捨選択、割愛した)キャラクターも多数あり、映画とは違った楽しみがありそうだった。
SFファンの端くれとしては、これも読んでおかなきゃいけないなぁ…と思う。
- 作者: ジーナ・マッキンタイヤー,スティーブン・スピルバーグ(序文),アーネスト・クライン(前書)
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