amazonのタイムセール祭りは、今日いっぱい。23時59分まで。
あと12時間程度で終了となる。
今回は、いつものタイムセールとはちょっと異なっていて、先行セールも開催された。
先行セールと本セールの違いが、今ひとつ僕にはよくわからなかったのだけれど、それだけ今回のセールは気合いが入っていたということだろう。
来月中旬には、amazon年間最大級のセールであるプライムデーが実施される筈なので、個人的には見送りの方向(予算がないので仕方ないw)だった。
しかし、ひとつだけどうしても気になったことがあるので、書き残しておこう。
Apple製品のお買い得セールだ。
ひと昔前、Apple製品は大きな値引きを行わないのが常だった。
Appleストアの初売りや、プライムデー、ブラックフライデーなどの大きなイベント時を除いては、あまりお得にはならなかったのだ。
特に、売れ筋のiPhoneやiPadについては、雀の涙ほどの値引きが関の山だったように記憶している。
しかし最近は、違う。
タイムセールには、頻繁にiPhoneやiPadも登場することになり、10%を超える値引きも珍しくなくなった。
今回のセールにおいても…。
昨年発売になったばかりで、M1チップを搭載しているiPad Airで14%オフなどというものも登場している。
一昨年の発売以来、高い人気を誇っているiPad miniも13%オフ。
もうセールも終盤になっているため、売り切れになったものもいくつかあるようだけれど、未だにお得な価格の製品が残っているというのは意外だった。
ただ…。
本当にこれらは安いのだろうか?お得なのだろうか?と考えてみると、納得。
例えば前述のiPad Air(Wi-Fi 64GBモデル)
このモデルが昨年3月に発売になった時、その価格は74,800円だった。
しかしその後、わずか半年あまりの間に2回も値上げされ、92,800円(24%アップ!)になってしまった。
だから今回、その14%オフとはいっても、発売時価格よりも7,000円高い79,800円であり、ホントにお得なのか?と思わざるを得ない。
2021年発売のiPad mini(64GB Wi-Fiモデル)に関し状況は同じ。
このモデルが2年前に発売になった時、その価格は59,800円。
しかし、その後は例によって値上げされ、78,800円(約32%アップ!)に。
なんと2万円近くも跳ね上がってしまったのだ。
だから今回、13%オフになっても焼け石に水。
68,800円という価格は、2年前の発売時より、まだ9,000円も高いというのだから、どうにもこうにも釈然としない。
一番お得なモデルでもこの状況なのだから、他モデルに関しては、まだまだ(まだまだ)高すぎる。
だから、最近のタイムセールで値引きできるのも納得だし、値上げが酷すぎて売れなかっただけなのだろう、と僕は邪推する。
世界的な半導体不足と円安の影響により、ある程度の値上げは仕方ないのかもしれない。
しかし、そんな中でも、他メーカーは、Appleほど大幅な値上げを行っておらず、こすぱに差がつき始めている。
Google Pixelシリーズなどは、あり得ないようなコスパで発売されているので尚更。
そんな中、Apple製品だけが圧倒的に高いのだから、セールで多少値引いたとしても、十分元がとれるということなのだろう。
最近のアップル製品に関しては、目先の値引率に踊らされず、冷静に考えた方がいいような気がする。
もちろん、AppleはAppleだし、他社と結びつけるのはお門違いかもしれないし、今はこの定価になっているのだから、「現状では十分お得」と考えることもできるだろうけれど…。