餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「iPhone Air」が出た今こそ、「Galaxy S25 Edge」を日本で出すべき理由

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ついに「iPhone Air」が発売された。

Appleから超薄型のiPhoneが出るということは、去年から予想されていたが、いざ実際に発売されてみると感慨深いものがある。

5.64mmという驚異的な薄さ、チタンフレームをまとった高級感、Pro並の高性能。

そのデザインは、同時に発売されたiPhone 17シリーズに比べて際立っており、持つことのワクワク感を抱かせてくれるモデルだ。

しかしその一方で、割り切りすぎとも言える仕様が目立つ。

eSIM専用を前提に筐体設計されたため、物理SIMスロットを撤廃*1

スピーカーは従来の iPhone が誇ってきたステレオ仕様ではなく、モノラルスピーカー

カメラは 48MP のメイン1眼のみで、超広角もマクロも非対応

バッテリー容量も 約3,149mAh と、かなり少ない。

もちろんそれは、薄さとデザインを最優先した結果であり、その美しさは唯一無二だ。

ただ、「実用性」を重視する層からすれば、不満を覚える部分も少なくないだろう。

超薄型スマホと言えば…。

今年5月、iPhone Airに先駆けて発売されたGalaxy S25 Edgeについて、今こそ言及したい。

Samsung Galaxy S25 Edge | Beyond slim | Samsung UK

その驚異的な薄さは、発売当初から世界的に大きな話題となった。

日本では未発売となったことにより、国内での注目度は薄かったが、革新的なモデルだったのだ。

このGalaxy S25 Edge は、iPhone Air に対抗して急に開発された製品ではない。

Samsungは、2023年ごろから「超薄型フラッグシップ」を目指して企画。

折りたたみ端末(Z Fold / Flip)で培った薄型化技術を活かし、厚さ5.8mmクラスを量産レベルで実現することが大きなテーマだった。

つまり S25 Edge は、もともと Samsung のロードマップに沿って開発されてきた、独立した存在なのだ。

Galaxy S25 Edge は iPhone Air の「割り切り」とは対照的に、“全部入りの薄型”を目指したモデルとなっている。

カメラは 200MP メイン+12MP 超広角+マクロ撮影対応

旅行先の風景から料理のクローズアップまで幅広いシーンをカバーできる。

次に ステレオスピーカー。動画視聴や音楽再生時の臨場感は、モノラルの iPhone Air とは比べものにならない。

バッテリーは 約3,900mAh。

決して十分とは言えないが、iPhone Airより25%以上の容量がある。

25W急速充電やリバース充電にも対応しており、薄型でありながら実用性をしっかり確保している。

物理SIM対応であることも大きなポイント。

海外旅行やキャリアの使い分けをするユーザーにとって、差し替えだけで回線を切り替えられる安心感は、まだまだ大きい筈だ。

 iPhone Air vs Galaxy S25 Edge スペック比較

項目 iPhone Air Galaxy S25 Edge
寸法・重量 156.2 × 74.7 × 5.64mm、165g 158.2 × 75.6 × 5.8mm、163g
ディスプレイ 6.5インチ OLED、120Hz 6.7インチ QHD+ AMOLED、1–120Hz可変
プロセッサ Apple A19 Pro Snapdragon 8 Elite for Galaxy
カメラ(背面) 48MP メインのみ / ❌ 超広角・マクロ非対応 200MP メイン+12MP 超広角+マクロ対応
カメラ(前面) 18MP セルフィー 12MP セルフィー
バッテリー 約3,149mAh 約3,900mAh
充電速度(有線) 20W 25W
充電速度(ワイヤレス) 15W(MagSafe) 15W+リバース充電
スピーカー モノラル ステレオ
SIM方式 eSIM専用 物理SIM+eSIM
おサイフケータイ Apple Pay(FeliCa対応) ❌ 非搭載(NFCのみ)

これまで日本で S25 Edge が出なかったのは、単に、戦略上の問題に過ぎないと思う。

グローバル仕様のままでは おサイフケータイ(FeliCa)非搭載。

日本投入が見送られてきた背景には、この要因が大きいだろう。

ただし、同じ Samsung 製品でも 、Galaxy Z Fold / Flip は FeliCa非対応ながら日本で販売されている。

つまり「FeliCa対応でなければ出せない」というわけではない。

FeliCaなしは痛いが、その分、独自の価値を前面に押し出せれば、日本市場で勝負できる筈だ。

 iPhone Air が、単眼カメラや モノラルスピーカー仕様でe-SIM専用機であるにもかかわらず、大きな話題を呼んでいる事実は、「超薄型スマホ」への需要が確実に存在することを証明した。

物理SIMを求める人、ステレオで動画や音楽を楽しみたい人、超広角やマクロで写真を撮りたい人は少なくない。

Galaxy S25 Edge はその受け皿になり得ると思う。

iPhone Air が登場した今だからこそ、Galaxy S25 Edge を日本で出すチャンスだ。

サプライズで、FeliCa搭載の日本独自モデルが出れば、文句なしなんだけれどなぁ…。

*1:iPhone 17シリーズは、物理SIM搭載モデルを発売している国もあるが、iPhone Airは、全世界的にeSIM専用モデルしかない。


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