iPhone新モデルの発表では、スタイリッシュなiPhone Airや、最強スペックのiPhone 17 Proがやっぱり目立つ。
ただ、なかなかどうして、無印モデルも悪くない。
いや、むしろ「コスパ」という点では、シリーズ最強モデルだと思えるので、今回は、その点について、いくつかの点から言及してみたい。
iPhone 16 無印との仕様比較
チップはA19へ世代交代し、GPUはハードウェアレイトレーシング対応。
Apple Intelligence の快適利用を見据えた処理力を手に入れた。
ディスプレイは、ついに120Hz ProMotion+常時表示を搭載。
これまでPro専用だった機能が、標準モデルに解禁されたのは大きい。
カメラは広角・超広角ともに48MP化し、マクロや空間写真/空間ビデオにも対応。
さらに、バッテリーは最大30時間へ延長、通信も、最新のWi-Fi 7 / Bluetooth 6 / Thread / 第2世代UWBに全対応する。
つまり「16無印の弱点をほぼ潰した」のが17無印と言える。
仕様比較表
| 項目 | iPhone 16 無印 | iPhone 17 無印 |
|---|---|---|
| チップ | A18 | A19(Neural Accelerator搭載) |
| ディスプレイ | 6.1型/60Hz | 6.3型/120Hz ProMotion/常時表示 |
| カメラ | 48MP広角+12MP超広角 | 48MP広角+48MP超広角 |
| バッテリー | 最大22時間 | 最大30時間(ストリーミング27h) |
| 通信 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.3 | Wi-Fi 7/Bluetooth 6 |
| 外装 | アルミ筐体+ガラス | アルミ筐体+Ceramic Shield 2前面/カラーインフューズドガラス背面 |
いやはや、凄い進化ではないか。
iPhone 16Proとの比較でも、カメラとUSB-C以外はほぼ遜色なく、機能面の進化は非常に大きいと感じる。
iPhone 16 無印 との価格比較
発売時価格を容量で揃えて比べると、iPhone 17 無印(256GB:129,800円)は、16無印の256GB(139,800円)より1万円安い。
さらに、16無印の128GB(124,800円)と比べても、17無印は+5,000円で容量2倍&性能大幅アップ。
写真・動画等の容量がどんどん大きくなる今の時代、256GB前提での価格評価は重要だ。
| モデル | 128GB | 256GB |
|---|---|---|
| iPhone 16 無印 | 124,800円 | 139,800円 |
| iPhone 17 無印 | ― | 129,800円 |
要点:256GB基準で見ると「実質1万円値下げ」、128GB基準でも+5,000円で容量2倍+大幅進化。
今回のiPhone 17 無印発売とともに、16無印の256GBモデルは終売となっており、128GBモデルが114,800円に値下げされている。
だから今は、16無印のほうが15,000円安く入手可能となっている。
ただ、前述の機能面進化と容量差を考えると、絶対に17無印の方がお得だ。
iPhone Airとの比較
iPhone Airは5.64mm/165gという超薄型と、A19 Proによる高性能が魅力のデザイン特化モデル。
ただし、カメラが単眼、バッテリーは27h、USB拡張やスピーカーも控えめで、価格は159,800円〜。
一方、無印17はデュアルカメラ/30hバッテリー/ステレオスピーカー/映像出力対応USB-C/129,800円〜と、日常で効く実用性が充実している。
| 項目 | iPhone 17 無印 | iPhone Air |
|---|---|---|
| CPU/GPU | A19 | A19 Pro |
| 重量/厚さ | 177g / 7.95mm | 165g / 5.64mm(シリーズ最薄最軽量) |
| デザイン素材 | アルミ筐体+カラーガラス背面 | チタニウム筐体+Ceramic Shield背面 |
| 強度 | 前面Ceramic Shield 2+背面カラーガラス | 前面Ceramic Shield 2+背面Ceramic Shield ガラス強度はシリーズ最強クラス |
| カメラ | デュアル(広角+超広角) | 単眼(広角のみ) |
| バッテリー | 最大30h(ストリーミング27h) | 最大27h(ストリーミング22h) |
| スピーカー | ステレオスピーカー | モノラルスピーカー |
| USB/拡張性 | USB-C(USB 2.0、DisplayPort出力対応) MagSafe最大25W |
USB-C(USB 2.0のみ) MagSafe最大20W |
| 通信性能 | 5G / Wi-Fi 7 / Bluetooth 6 / Thread / UWB → 通信面は両モデル同等 |
|
| 価格 | 129,800円〜 | 159,800円〜 |
結論: スタイルと処理性能=Air、実用性とコスパ=無印17。
Airは派手で格好いいけれど、毎日使う機能(カメラの柔軟性/電池持ち/USB映像出力/価格)を重視するなら、無印17の実用性は無視できない。
まとめ:iPhone 17 無印は「超コスパ」の本命モデル
iPhone 17 無印は、16無印からの総合的な底上げに加え、256GB基準で見れば実質1万円安い価格設定。
さらにAirとの比較でも、日常の満足度を決める実用機能で優位だ。
もちろん、「最強」17Proとの性能差は大きいけれど、前述の通り、カメラを除けば、16Proにもひけをとらない。
そう考えると、今回のiPhone 17 無印は、「超コスパ」の本命モデルと言えるのではなかろうか。


