3連休前夜。
僕は近所の整形外科で、あらためて圧迫骨折の通告を受け、骨粗鬆症も含めた再検査を行うことになった。
最悪だ。
昨年以降、自分の身体に衰えを感じてはいたものの、まさか、こんなにボロボロになっているとは思わなかった。
この3連休に予定していた河川敷ロングランは、当然中止。
ただ、やっぱり身体がムズムズしたため、近所をのんびりジョグすることにした。
先生からは、「無理のない範囲ならば、走っても構いません」という言葉をいただいていた為、昨日の夜明け時刻、家の近所をゆったりのんびり流していた。
爽やかな気候の下、大好きなヤーレンズのラジオを聞き流しながら、気持ちよく足を進めていたつもりだったのだけれど…。
突然僕は、バランスを失った。躓いたのだ。
ほんのちょっとした、段差とも言えない障害物に足をとられ、僕の身体は大きくバランスを失い…そしてそのまま、アスファルトの地面に激突した。
僕は、咄嗟に膝と肘が前に出て、それと掌で地面の衝撃を受け止めた。
これまでも僕は、何度もランニング中の転倒経験があり、肋骨を骨折したこともあった。
だから、胸だけは打つまいという、精一杯の防御だったかもしれない。
しかしそれでも、身体に受けた衝撃は半端じゃなく、激しい痛みを受けた僕は、思わず大きな声で叫んでしまった。
痛っ、痛い。痛ーい!
大の大人が情けないとは思うが、それだけ痛かったんだから仕方ない。
アスファルトって、どうしてこんなに硬いんだ。無慈悲すぎる。非道すぎる。
僕は、本当に、あまりの痛さで泣きたくなった。
僕が走っていたのは、まだ払暁の時刻だったため、通行人は誰もいなかったものの、近隣の家には、僕の情けない大声が響いてしまったに違いない。
なんだか申し訳ない気持ちで一杯だ。
しかし、この時はそんなことを考えている余裕などなかった。
僕は、両肘と両膝、そして掌に出血しながら、這々の体で帰宅。
患部を洗い、手持ちの絆創膏で応急処置を行ったが、痛みは全く治まらない。
その後、直接のダメージを受けていない肋骨も、なぜか激しく痛み始め、僕は悶え苦しむこととなった。
結局…。
整形外科の営業開始時間まで数時間を、苦痛にあえぎながら耐え忍び、開始と同時に診察を受けた。
僕は、前日の診察で、骨に問題があるという宣告を受けていたから、一番心配だったのは、骨折。
ということで、打撲した部分全てにX線撮影を行っていただくこととなった。
結果、目に見える範囲での骨折はない、ということになり、とりあえずはひと安心。
ただ、左手はまっすぐ伸ばすだけで痛かったし、右の掌も痛くて物が掴めない。
そんな状態だったので、僕は先生から応急処置を受けた後、「数日間は経過観察で、症状が悪化するようなら、また来て下さい」と言われた。
最悪の状況は免れたものの、3連休の計画は全て崩れ、僕の心は沈む一方。
不幸中の幸いは、転倒したのが土曜日だったこと。
例えば1日遅れていたら休日となるため、近所の整形外科に行くこともできなかったからだ。
腕と掌の痛みはなんとか治まったので、こうやってブログを書いてはいるが、相変わらず肋骨部分は痛むし、走るなんて論外。
折角、気候に恵まれた最高の三連休なのに…僕は、こうやって家で悶々と愚痴を書いているだけ。
どうにもこうにもやりきれない。