BlackBerry KEY2を使い始めて、1ヶ月になろうとしている。
もはや僕は、この端末なしではいられない。
何よりも素晴らしいのは、キーボードの進化っぷりだが、それとともに、僕にとって大きなポイントとなったのが、デュアルSIMだった。
日本版のKEY2には、ブラックモデルとシルバーモデルがあるが、僕が選んだのは、シルバーの方。
見た目的には、一面漆黒のブラックモデルの方が、BBっぽくて格好いいと思えたし、HD容量も多い。一般的には上位モデルとされていたので、こちらを選んだ方が無難にも思えた。
しかし、僕は「あえて」シルバーモデルを選択。
そう。
KEY2のシルバーモデルは、デュアルSIMスロットを搭載していたからだ。
日本版のブラックモデルは、シングルSIMスロットなので、これは、シルバーモデルでしか得られないメリット*1。
入手当時のエントリーでも書いたが、デュアルSIMモデルの大きな魅力は以下の通り。
docomoの通話専用SIMで電話を待ち受けしながら、格安SIMで通信ができる!
こと。
実際使い始めてみると、やっぱり、最高のメリットだった。
KEYoneの時代は、モバイルルーターにぶら下げて使っていたが、たまにルーターを持参し忘れて、困ったことがあった。
また、放置状態が続くと、ルーターとの接続が切れていたりするので、繋ぎ直さなければいけないのが難点。ちょっと面倒だったことを思い出す。
しかし、KEY2では、その心配はなくなった。
KEY2のシルバーモデルは、DSDS(デュアルスタンバイ)対応なので、2回線同時に待ち受けが可能だからだ。
格安SIM側では常時通信しているから、いつでもどこでも、思いたったら、すぐにメールやWeb閲覧できる。メールを取り逃すこともない。
それでいて、docomoの通話専用SIMが併用できるため、お得な、通話かけ放題プランが利用できる。
これはやっぱり、デュアルSIM機の計り知れない魅力だと思う。
もちろん、キャリアのSIMひとつでも、「通話かけ放題&パケットプラン」を使えば同じことはできる。
いや、むしろ日本では、その使い方が標準だろう。
キャリアの強要する、法外なパケットプラン契約を許容できるのならば、その方が普通に便利。
しかし僕は、キャリアの2年縛りやパケットプラン契約に不満を感じていたから、SIMフリーモデルで自由にスマートフォンを使いたかった。
そんな僕にとって、BlackBerry KEY2のシルバーモデルは、本当に自由で快適な通信・通話環境を構築してくれる。
デュアルSIM万歳、だ。
ただ…。
一ヶ月使ってみて、少しだけ気になる点も出てきている。
何より気になるのは、KEYone時代よりも、圧倒的にバッテリの「もち」が悪くなったこと。
KEYoneの場合、僕の使い方だと、満充電から数日経っても、まだ、バッテリ容量は50%以上残っていた。
しかし、KEY2では、数日使うと、ほぼバッテリ切れになってしまうのだ。この差は、結構大きい。
おそらくこれは、デュアルSIMモデルならではの現象だろう。
2つのSIMで同時に待ち受けしているのだから、当然、バッテリの減りは早くなるからだ。
KEY2であっても、シングルSIMのブラックを選んでいれば、きっと、KEYoneと同じように、驚異的なスタミナを享受できていた、筈。
デュアルSIMモデルゆえのトレードオフ。
ブラックかシルバーで迷った場合、このトレードオフを受け入れられるかどうかが、モデル選択の鍵になると思う。
まぁ、他のスマホユーザーから見ると、数日持てば十分じゃないか…と思われるかもしれない。
確かに、併用しているiPhone SE(データ通信専用SIM)と比べても、断然持つ。
しかし、僕は、まだちょっと戸惑っている。
「新しいBBは、とにかくバッテリがもつ」という意識が強かったからだ。
まぁ、マメに充電を心がければいいことなのだけれど…。
*1:海外版のブラックモデルには、デュアルSIMスロットを搭載しているものもあるようだ。なんで日本版にはそれがないのかなぁ…。