餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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2016.秋の発作的餃子ラン!(その1:夜明け前に駆け込んだ「新宿駆け込み餃子」の焼餃子と水餃子)

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時は先月下旬。

ふと、食べに行ってみたい餃子店を見つけた。ただ、僕の家から電車で行くと、結構な距離があり、乗り継ぎも必要なので、ちょっと面倒な気もした。

行くならば週末しかないし、でも、週末はロングランしたいし…と色々思案しているうちに、絶好の解決策を見つけた。

ならば、走って、その店まで行けばいいじゃないか!…とw

目的地までは結構距離があるし、折角行くのならば、その店だけ行くのは勿体ない。ということで…僕は餃子ラン計画を練ることにした。

そう。

半年前に行った「朝から餃子ラン!」と同じパターンだ。

ただ、この時は、あまりに準備不足だった。

スタートとゴール地点こそ決めていたものの、その途中は餃子不足にあえいだ。ランチタイムを迎えるまで、営業している店が殆どなかったからである。

コースにしても、行き当たりばったり的なところがあったため、途中、迷ったりして戸惑ったことを思い出す。

だから僕は、今回、念入りに事前調査し、ランルートもしっかりと組み立て、道中に、24時間営業の餃子店を組み込んで、走ることにした。

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スタートは、池袋駅。

時刻は朝の5時だったが、まだ夜が明けておらず、真っ暗だった。

僕はまず、1軒目の餃子店を目指すべく、ここから走り始めた。目指すは新宿だ。

池袋から新宿までは、明治通りを直進するだけ。わずか5kmあまりの距離なので、僕は、あっという間に、その店に駆け込んだ。

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店の名は、奇しくも「新宿駆け込み餃子」。

ランナーを歓迎してくれているかのような店名だ。歌舞伎町のど真ん中にあるということもあり、なんと、24時間365日営業!という素晴らしさ。

この店が「駆け込み」という名前を使っているのは、特別な経緯があり、もちろん、ランナーとは全く関係がない。

こういった記事を読むと、色々な思いがわき上がってくる。

ただ、その店内は、至って普通の餃子店であり、ランニングスタイルでいきなり飛び込んだ僕を、優しく迎えてくれた。

店内は、深夜から呑み続けているらしい若者たちで賑わっており、活気に溢れていた。

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餃子のメニューも、実に豊富。

僕が訪れたのは、朝の5時半過ぎという中途半端な時間だったのに、全てのメニューが普通に注文可能だった。

僕は、バラエティ溢れる餃子ラインナップにちょっと目移りし、どれもこれも食べたくなった。

しかし、その先の行程を考えて無理せず、2品に絞ることにした。

ならば、もちろん、焼餃子と水餃子だ。メニューは1個あたりの単価表示となっていたが、5個以上からの注文が必要とのことだったので、どちらも、5個づつ注文。

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独特な風景の店内を見回しながら、しばし待っていると…。

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まずは、焼餃子がやってきた!

焼き色は、ちょっとムラがある感じで、美しいとは言えない感じだったけれど、個人的には、それほど気にならなかった。

問題は、味だ。

Webサイトの案内や、メニューの注意書きなどでは、『肉汁が大変お熱くなっております。駆け込み餃子は危険です!』と書かれているので、僕は、心して、そして、期待して、餃子にかぶりついた。

が、その期待は半分裏切られてしまった。

確かに肉汁はたっぷりで、囓った途端に、皿には溢れ出したのだけれど、熱さはそれほどではなかった。

加えて、具のボリュームもちょっと今一つで、個人的にはパンチに欠ける気がした。

個人的には、肉汁餃子と言ってイメージするのは、新橋の「一味玲玲」で、その肉汁っぷりと比べると、雲泥の差があった。

しかし、僕は思い直した。

そもそも、あのレベルを期待しまうのが、大きな間違い。一味玲玲は、都内でも有数の餃子名店。それと比べるのは、ハードルが高すぎる。

まだ夜も明けるから、廉価で肉汁餃子を食べさせてくれることが重要で、そう考えると、まぁ、悪くない気もしてきた。物は考えようだ。

ここは焼餃子だけでよかったかなぁ…という思いを抱いていた頃、水餃子がやってきた。

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ちょっとスープに浸っていて、焼餃子よりもボリューム感がある。

焼餃子とは違う皮を使っているらしく、一見して、もちもちの印象。何となく悪くなさそうだ。

ただ、僕は、今度は大きな期待を抱かずに、一口囓った。

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なんだ、旨いじゃないか。

こちらは、具がぎっしり詰まっていて、非常にボリュームがあり、肉汁もたっぷり。皮も、ちょっと「とろっ」としか感じで、独特の味わい。

ハードルを大いに下げたせいもあるのだろうけれど、なかなか気に入った。

この店には、「濃厚白濁炊き餃子」というのもメニューもあるのだけれど、この水餃子を考えると、今度は、是非炊き餃子を食べてみたくなった。

と、思ったのは後になっての話。

この日の僕は、その先の予定があったので、当初の計画通り、焼餃子と水餃子を食べて店を出た。

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店を出てしばらくは、都道4号線、青梅街道をひたすら走った。

この時点では、もう、すっかり夜は明けていた。

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 道中、博多鉄なべ餃子の名店「なかよし」を通過。

しかし、この時点では、まだ朝の6時台。もちろん店は閉まっている。

と言うことで、僕が次に目指した餃子店は…。

(以下、続く。)


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