餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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iPod Touchと格闘していた週末(その2 フリック入力の憂鬱)

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【前回までのあらすじw】
とある端末の導入に備えて、僕は、休眠していたiPod Touchを引っ張り出した。とあるソフトウェアをインストールしようとしたところ、PCシンク用のケーブルを紛失していたり、iTunesのバージョンが古かったり、OSも最新ではなかったりしたため、導入までには四苦八苦。なんと4時間近くもかかってしまった。これでiPod Touchを快適に使いこなせる、と思ったのだけれど…。

僕が導入したかったソフトウェアとは、これだった。

いや。正確に言うと、ピンポイントでこのソフトウェアが欲しかったわけではなく、単に「フリック入力」の練習をしたかっただけだ。iPod Touchとして使い続けていくのであれば、入力の練習など不要なのだけれど、もしも新端末を使い始めた際は、文字の入力操作は必須になる。
ということで、フリック入力には、是非とも慣れておきたかった。
タッチ式のQwerty入力は生理的に全く受け付けなかった*1ので、iPod Touchで文字を入力するならば、フリック入力の方がまだマシだと思った。
ただ、いざ練習を始めてみて、僕は、自分の能力のなさに落ち込むこととなる。最終的には、このようなハイスピード入力ができるらしいのだが、僕には、とても同じソフトウェアを使いこなしているとは言えなかった。
お題は、全部「ひらがな」で出題されるのだけれど、そんな簡単な文字入力に、いちいち頭を使う必要があり、しかも頭も指もうまく動かない。

このようなお題が出てきた時に「おお」と打とうとして、一文字目の「お」を入力したあと、なぜか変換候補に指が触れてしまい、「おはヨーグルト」という文字が入力されてしまったりする。しかも、これを消すには、一文字ずつ「×」キーで戻さなければいけないので、非常にイライラするのだ。
何より、自分では、間違った場所に「触れた」という感覚が全くないにもかかわらず、誤った入力がなされてしまうというのが苛立ちの元凶になる。実際表示されているのだから、触れたことは間違いないのだろうけれど、その感覚がないので、どうにも理不尽が思いが募る。
BlackBerry Boldのキーボードにおいては、もちろん、そんなことは起こらない。小さいながらも、固くて独立した物理キーは、とてつもない安心感で、僕を至福にさせてくれる。キーの取りこぼしは皆無に近いし、もし間違ったとしても、取り戻すことは容易だから、生理的な不快感は全くない。
そもそも僕はキーボードにはこだわるタチで、ノートPCはThinkpad一筋だし、デスクトップのキーボードだってIBM Enhanced 101(P/N:1391401)を長年愛用しているほどだ。だから、どうしても、タッチ式の、しかも新方式の入力方法には違和感を感じて仕方がない。
ただ、そんなことをいくら書き連ねても、「新しいことについていけないオヤジじゃん」と思われては癪なので、オジサンは頑張った。この歳なりに。週末、いったい何時間練習しただろう、と思うほど。

日曜夜の到達点。
土曜日の時点では1分間に30文字程度しか打てなかったので、それなりに上達はしている。しかし、満足感や達成感というよりも、ただただ「時間がかかったなぁ」という徒労感ばかりが身体に残るのはなぜだろう。
その後、誤入力原因の一部は、汚れた液晶シートだったことが判明(ヲィ)、シートを貼り替えて、さらに、ちょっとした空き時間を使いながら、延々と入力を重ねた結果、今朝時点でここまで到達した。

自分でも、かなり上達はしてきていると思うし、入力時イライラした気持ちも多少薄れてきたのだけれど、やっぱりどうしても疲れる。キー入力をするために、集中を余儀なくされるため、思考がおいつかないのだ。頭の中で文章を組み立ててから、入力にとりかかる。そんな感覚。
BBBでは、入力をしながら、同時に頭が働くので、ストレスフリーで快適なキーボードが打てる。それに比べると、やはり、天と地ほどの差がある。
そもそも、最強クラスの物理キーボードを有するBBBと比べること自体間違っているのだろうけれど、もう少しこれを打ちこなせるようになりたいなぁ。
もっともっと練習すれば、いつかそんな日が来るのだろうか。

*1:キーが小さすぎて、文字の打ちわけ不能。


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