主役不在のスプリント戦線に終止符。
遅咲きスズカフェニックス、圧勝で王者君臨。
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 |
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1 | 4 | 8 | ▲ | スズカフェニックス | 牡5 | 武豊 | 57 | 1.08.9 | 07-05 | 34.6 | 1 | |
2 | 8 | 17 | ペールギュント | 牡5 | 上村洋行 | 57 | 1.09.3 | 21/2 | 11-11 | 34.8 | 13 | |
3 | 6 | 11 | △ | プリサイスマシーン | 牡8 | 安藤勝己 | 57 | 1.09.3 | クビ | 05-05 | 35.1 | 2 |
4 | 2 | 4 | ○ | ビーナスライン | 牝6 | 秋山真一 | 55 | 1.09.4 | 1/2 | 18-18 | 34.3 | 11 |
5 | 8 | 16 | △ | オレハマッテルゼ | 牡7 | 後藤浩輝 | 57 | 1.09.5 | クビ | 03-03 | 35.5 | 6 |
6 | 5 | 9 | △ | マイネルスケルツィ | 牡4 | 柴田善臣 | 57 | 1.09.5 | ハナ | 08-08 | 35.1 | 4 |
7 | 6 | 12 | 消 | エムオーウイナー | 牡6 | 小牧太 | 57 | 1.09.6 | 1/2 | 02-02 | 35.7 | 3 |
8 | 1 | 1 | 消 | シーイズトウショウ | 牝7 | 池添謙一 | 55 | 1.09.6 | ハナ | 04-03 | 35.5 | 5 |
9 | 7 | 14 | リキアイタイカン | 牡9 | 中舘英二 | 57 | 1.09.6 | ハナ | 15-16 | 34.7 | 15 | |
10 | 7 | 13 | タマモホットプレイ | 牡6 | 渡辺薫彦 | 57 | 1.09.6 | 頭 | 14-13 | 34.9 | 12 | |
11 | 3 | 5 | ディバインシルバー | 牡9 | 穂苅寿彦 | 57 | 1.09.9 | 2 | 01-01 | 36.1 | 14 | |
12 | 4 | 7 | スピニングノアール | 牡6 | 福永祐一 | 57 | 1.10.0 | 3/4 | 11-08 | 35.5 | 10 | |
13 | 1 | 2 | ◎ | アンバージャック | 牡4 | 横山典弘 | 57 | 1.10.1 | クビ | 08-08 | 35.7 | 7 |
14 | 2 | 3 | サチノスイーティー | 牝4 | 吉田隼人 | 55 | 1.10.1 | ハナ | 05-05 | 35.9 | 9 | |
15 | 7 | 15 | コスモフォーチュン | 牝5 | 川島信二 | 55 | 1.10.1 | 頭 | 11-13 | 35.5 | 16 | |
16 | 3 | 6 | キーンランドスワン | 牡8 | 吉田稔 | 57 | 1.10.3 | 11/4 | 15-13 | 35.5 | 17 | |
17 | 8 | 18 | スリーアベニュー | 牡5 | 田中勝春 | 57 | 1.10.4 | クビ | 15-16 | 35.6 | 8 | |
18 | 5 | 10 | モンローブロンド | 牝5 | 岡部誠 | 55 | 1.11.2 | 5 | 08-11 | 36.8 | 18 |
通過 33.8-45.2-57.0-68.9 上り 68.9-56.9-46.3-35.1 平均 1F:11.48 / 3F:34.45
単勝 8 \450
複勝 8 \180 / 17 \2040 / 11 \180
枠連 4-8 \1790 (10)
馬連 08-17 \40250 (59)
ワイド 08-17 \6770 (56)/ 08-11 \390 (1)/ 11-17 \11860 (73)
馬単 08-17 \52980 (105)
3連複 08-11-17 \69690 (147/816)
3連単 08-17-11 \546450 (963/4896)
大混戦だと思われた今年の高松宮記念も、終わってみれば、実にあっけなかった。
人気薄ディバインシルバーが先頭、2番手にエムオーウイナー。シーイズトウショウも包まれるのを嫌って、内々を早めに進む。しかしペースはそれほど早くない。武豊スズカフェニックスは、向正面で中団をキープし、4角では大外に持ち出すや、あっという間に抜け出した。後ろからペールギュントとプリサイスマシーンが追いすがってくるが、差はむしろ開くばかりで、完勝、圧勝といえる勝利である。
驚いたのは2着のペールギュントだ。これが、これまでG3戦でさえ惨敗続きだった馬だろうか。初の1200メートル戦で、これまで眠っていたスプリンターの血が目覚めたということかもしれないが、それにしても驚くばかりだ。3着に入ったプリサイスマシーンは、道中いい位置をキープしていたが、直線でやや不利があったように見える。その分競り負けて3着だが、8歳馬にして、実によく頑張っていると思う。
惜しかったのはビーナスラインである。道中は最後方を追走。4角では一番大外を振られて普通ならばどこにもないところを、最後の最後、4着まで突っ込んできた。もう少しうまくコース取りが出来ていれば、2着争いにも加われたのではなかろうか。
僕の本命アンバージャックは、出遅れて後方からの競馬。最後の直線は内を狙ったが、追っても全く伸びなかった。出遅れや馬場のせいも多少はあるのだろうが、それにしても負けすぎで、実力不足ということだろう。ビーナスラインが4着だったからまだいいようなものの、もしも、もう少し上の着順だったら、本命変更を激しく悔やむところだったかもしれない。
まぁ、いずれにしても、ペールギュントを買えない限り、今日の競馬は外れだったと思うけれど…