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シーザリオ、アメリカンオークス制覇

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シーザリオ、お見事。
日本馬で初めて米G1を制覇し、日米変則2冠馬に。

【アメリカンオークス】シーザリオ4馬身差の圧勝、日米オークス制覇


 アメリカ・ハリウッドパークで行われたアメリカンオークス(GI、芝1マイル4分の1=約2000)はルーヴァンが取り消して12頭で行われ、日本から遠征のシーザリオが2着に4馬身の差を付けて圧勝、日米オークス制覇、そして史上初の日本馬によるアメリカGI勝利を達成した。
 シーザリオは大外枠から好スタートを切り先頭に立とうかという勢いで1コーナーに入り、スローな流れの3番手を確保。先行馬の勢いが鈍った3コーナー手前から馬なりで先頭に立つと直線は独走、後方から追い上げた1番人気のメリョールアインダを全く寄せ付けない完勝だった。

 勝ちタイム1分59秒03はこのレースのステークスレコード。2着メリョールアインダから1馬身半差で早めに2番手に上がった人気薄のシンハリーズが3着に入り、更に1馬身差でアイルランドからの遠征馬ルアスラインが続いた。前哨戦のハニムーンハンデの勝ち馬スリーディグリーズは5着だった。
【ラジオNIKKEI】

まだ実際のレース映像を見ていないので、偉そうなことは言えない*1のだが、
東スポの記事だけをみても、完勝ということがわかる。
3角スパートで4馬身も突き放したのだから、格が違うとしか言いようがない。


先日のオークスで、福永は、スムーズな騎乗ができず、薄氷を踏む思いでの
勝利であった。その時は、「馬に勝たせてもらった」と控えめに喜ぶしかなかった
福永だが、今回は、馬上から歓喜のガッツポーズをするほどの大楽勝。
これで、福永の海外での勝利は4勝目*2となり、武豊と並ぶ大快挙。
しかも日本人で初めて米G1を制したのだから、うれしさもひとしおだろう。


ただ、嬉しいことは確かだが、言っておきたいこともある。
競馬ファンなら多くの人が知っていることだと思うが、アメリカの競馬は、
日本と違って、メインはダート戦である。
芝のレースは層が薄く、しかも、このアメリカンオークスは、2001年に創設された
ばかりのレースであり、しかもG1になったのは去年から*3という、ごく、歴史の
浅い、軽いG1なのだ。


その点には全く触れずに、「日米オークス制覇!」とか「史上に残る大快挙!」とか
騒ぎ立てるのは、少し、騒ぎすぎではないかと思う。
アメリカでのでオークスと言えば、あくまで「ケンタッキーオークス」のことを差すのであり、
このアメリカンオークスは、いわば、なんちゃってオークスとでも言うべき(言い過ぎか)
レースなのだから。


もちろん、シーザリオは強い馬だし、今回の勝利にケチをつける気は毛頭ないのだ
けれど、あまりにこの勝利を大きく持ち上げすぎる必要はないと、僕は思う。
環境の違う海外でG1を制したのは確かに凄いことだが、シーザリオほどの馬で
あれば、勝っても全く不思議ではないレースだったのだから。

*1:グリーンチャンネルを録画し忘れてしまった。これから再放送があるので、忘れずに見ようと思っている

*2:うち3つはエイシンプレストンだが

*3:それまではG外のレースだった


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