今日の記念日は2つしかない。
- メートル法公布記念日
- ガッツポーズの日
うち、メートル法公布記念日に言及するためには、そもそも
度量衡についての研究が必要で、これは奥深いテーマなの
だけれど、今日はちょっと時間がない。
ということで、安易とは思いつつも、やはり、
「ガッツポーズの日」に触れておくにとどめたい。
ガッツポーズのガッツが、ガッツ石松のガッツというのは、有名な
話なのだろうか。少なくとも、僕は知らなかった。
すっかり日本語として定着していて、広辞苑にも載っている*1有名な
言葉の語源が、ガッツ石松だったとは。
この時、それを名付けた新聞記者は、エライというしかないだろう。
ただ、僕は思うのだ。もしもガッツ石松がガッツ石松という名前で
なかったら、いったいどうなっていたのだろうかと。
例えばこれが「アニマル浜口」という名前だったら、あのポーズは、
「アニマルポーズ」になっていたのかもしれないと考えると、ちょっと
可笑しい。
ちなみに、「ガッツポーズ」はもちろん和製英語であり、外国では
通じない。gutsという単語には、根性や勇気といった意味も確かに
あるが、一般的には《消化器官、はらわた》などを差すのが普通で、
外国人に「ガッツポーズ」というと、「はらわた姿勢」という意味に
なってしまうので注意が必要だ。
*1:広辞苑での解説は「握ったこぶしを前や上に突き出す動作。試合に勝ったりうまくいったりしたときに示す。」となっている。さすがにガッツ石松については触れていない。