ガジェット界において、「Think」というブランド名は、ThinkPadに繋がる特別な意味を持っている。
そんなブランド名を持つスマートフォン。
その名もズバリ「ThinkPhone」が登場するという噂は、少し前から流れていた。
僕は、ThinkPadをこよなく愛しているので、ThinkPadライクなスマートフォン(Qwertyキーボード搭載?トラックポイント装備?)が登場してくれるものかと、大いに期待した。
しかし…情報が明らかになってくるにともない、そんな期待がしぼんでいく。
現在、Thinkブランドを有しているのはLenovo*1だから、当然レノボ製のスマホが出るのかと思いきや…モトローラから発売されるとのこと。
モトローラはLenovoの100%子会社だし、携帯電話、スマートフォンでは実績のあるメーカー。
だから、自然と言えば自然なのだけれど、Lenovoの直販売ではないということで、ThinkPadとの関連性は薄れてしまうだろう。きっと。
今回、The Tech Outlookで公開されたリーク画像は、そんな僕の危惧を裏付けるものとなった。
[Exclusive] Motorola ThinkPhone First Look, Processor and Ram details revealed
背面には、ThinkPadでお馴染みのカーボンファイバー素材が利用されており、ThinkPhoneロゴもある。
側面にある《赤いボタン》は、トラックポイントを彷彿させる…と、言えなくもない。
けれど、特徴的なことはそれぐらいで、その他のスペックや操作性などは、ごく一般的なAndroidスマートフォンだ。
仮にもThinkPhoneを名乗る以上、もう少し尖ったスマートフォンを期待していたのだけれどなぁ。
モトローラ製となれば、日本で発売される可能性も十分あり得るが、今のところ、僕の心は動かない。
リーク情報を(いい意味で)裏切って、《Think》Phoneらしいサプライズがついてくることを祈ろう。
*1:かつてはIBM。僕はIBM時代のThinkPadをこよなく愛してきたから、今でも愛着は残っている。