餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」が終わってしまった…。

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この日が来るのは、以前からわかっていたことなのに、やっぱりどうしても寂しさが募る。

日本の音楽史、特にフォークソングを語る上では絶対に欠かせない、吉田拓郎というアーチストが、とうとう、姿を消してしまった。

ライブやアルバム発表などの音楽活動終結に続き、最後の砦だった「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」の放送が、遂に終わってしまったからだ。

吉田拓郎のオールナイトニッポン | GOLDradiko(ラジコ) | インターネット・スマホアプリで聴けるラジオ

もしも聞き逃した人は、今ならまだradikoのタイムフリーで聴けるので、是非聴いてみ見て欲しい。

拓郎さんとラジオとのつきあいは長く、かれこれ50年以上。

最終回では、そんな50年間の集大成とも言えるような、歴史的な逸話を沢山聞くことができた。

《吉田拓郎》ファンならば絶対に聞き逃せないし、たとえファンでなくても、日本のフォーク・ロックを愛する人には、興味深い話が満載。

とんな貴重なエピソードの数々を、自身の名曲(懐かしの「マークⅡ」ライブ音源から、最新アルバム「ah-面白かった」収録曲のライブセッションバージョンまで)を挟みながら、決して感傷的になることなく、カラッと明るく楽しく語ってくれる。

あぁ、拓郎さんは本当にラジオが好きだったんだなぁ…と言うことが手にとるようにつたわってきた。

この番組恒例の弾き語りも、多数聞かせてくれた。

どの曲も、ほんのワンフレーズだけだったけれど、演歌からまでフォーク、ロックまで多種多彩。

まだまだ歌えるじゃん!歌って欲しい!と思ったのは僕だけではない筈だ。

拓郎さんの語りは、最後の最後まで自然体だった。

オールナイトニッポンのテーマソング「Bitter Sweet Samba」を流しながら…。

吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD、2020年の4月から2年9ヶ月やりました。ありがとうございました。

それでは、これからみななさんの、いつまでもお元気でいて欲しいという気持ち、そしてみなさんの素晴らしい人生がありますように、心から願っております。

今夜、吉田拓郎から最後にお送りする曲は、この曲です。

「今夜も君をこの胸に」

僕は、このライブ音源を聞きながら、「あぁ、これで終わってしまったんだなぁ」という思いで、本当に切なくなってしまった。

芸能人の場合、《引退》と言いながら、その後、さりげなく(あるいは、しれっと)復活していることがよくある。

吉田拓郎というアーチストの《美学》を踏まえると、復活は難しいような気もするが、しかしいつか、サプライズで突発的に語ってくれる日が来てくれることを夢見たい。

拓郎さん。どうか、どうか、いつまでもお元気で。


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