4年半前。僕はこのキーボードをゲットした。
Microsoft Universal Foldable Keyboard.
スマホやタブレットのお供として使える、コンパクトなキーボードだ。
iOSにもAndroidにも、そしてWindowsタブにも対応する、マルチプラットフォーム。
折りたたむと11.5ミリしかなく、かつ、防飛沫仕様。
とにかく、めちゃめちゃ薄くて軽くて格好いいキーボードなのである。
打鍵感はイマイチなのだけれど、その点を除けば、ほぼ文句のないガジェットと言える。
今でこそ、廉価な類似品が多数出現しているけれど、当時は、このようなタイプのキーボードを殆ど見かけず、僕は、喜び勇んでゲットしたことを思い出す。
そして、さまざまなデバイスと繋げながら、毎日のように使っていた。
ところが、いつしか僕は、これを使わなくなってしまっていた。
さまざまなデバイスと繋げられるのは便利なのだけれど、日常的なメイン機とは連動させていなかったからだ。
僕がメインで使っているスマートフォンは、iPhoneとBlackBerry。
かつ、文字入力作業は、主に、BlackBerryを利用している。
BlackBerry KEY2は、その筐体に極上の物理キーボードを有しているため、「別に、外付けキーボードがなくてもいいや」と思ってしまったのである。
もちろんこのMicrosoft Universal Foldable Keyboardは、僕のメインタブであるiPadにも使えるし、便利。
しかし、iPadには、もっと相性のいいキーボードがあったため、結局僕は、これを使わないようになってしまっていたのだ。
しかし…。
最近僕は、iPhoneで文字を入力する機会が増えるようになり、それにつれて、iPhone本体での文字入力を面倒に感じていた。
iPhone SEだと、画面の狭さゆえ、本体画面でのQwertyキーボード入力は少し厳しく、かつ、僕は、フリック入力も得意ではないからである。
いや。
これだけなら、まだなんとか我慢ができる。
とにもかくにも、(カット/コピー)&ペーストが猛烈に使いにくい、というのが難点で、僕はイライラが募る毎日だった。
そこで僕は、Microsoft Universal Foldable Keyboardの存在を思い出し、再び使い始めることに決めた。
およそ1年ぶり(いや、もっとかも)ぐらいに利用するため、まずは充電が必要だよなぁと思いつつ、それを開いてみると…。
いきなりiPhoneとペアリングした!
そして、そのまま使い始めることができたので、僕はちょっと驚愕。
もともとこれは、「内蔵バッテリーは、1回の充電で3ヵ月利用可能」というスタミナを誇っているキーボードではあった。
しかし、スタンバイ状態ならば、3ヶ月どころか、1年以上も保つということになる。
いやはや最高に素晴らしい。
ということで、僕は久しぶりにこのキーボードを使い始めているのだけれど、その使い勝手も、やはり最高だった。
こういったメモやメールを打つのにも便利なのは言うまでもなく…。
カーソルキーを使って、(カット/コピー)&ペーストできるというのが超絶便利のひとこと。
僕は、いつも、出勤前に当日のブログを書き上げるのが常なのだけれど、通勤中の車内でそれを読み返し、「ここはちょっと修正したい」「段落を入れ替えたい」などと思うことが多々あった。
そういった場合、これまでは、イライラしながら、iPhone SEのキーボードと格闘していたが、今は、そのストレスがなくなった。
オフィスに着いたあと、始業前のちょっとした時間に、このキーボードを使って、簡単に修正ができる。最高だ。
僕は、あまりに感動したので、予備機をゲットしておこうかと思ったのだけれど…。
現状は、入手不能になっていた。
amazonからは、廉価な類似品をリコメンドされたが、スマートさや格好良さという点で、どうにも食指が動かなかった。
並行輸入品の取り扱いはあったけれど、その価格を見て驚愕。
流石にこれは買えない。eBayでも探して見るかなぁ…。