《回顧》阪神牝馬ステークス

名牝は、引き際も美しい。
アドマイヤグルーヴ、完勝で有終の美。

	着	枠	馬	馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	コーナー順	3F	人
消	１	5	5	アドマイヤグルーヴ	牝5	武豊	57	1.34.5		6-6-2	35.0	2
▲	２	3	3	マイネサマンサ	牝5	安藤勝己	55	1.34.6	1/2	6-5-4	35.0	4
△	３	8	10	レクレドール	牝4	ペリエ	55	1.34.6	クビ	8-8-4	34.8	3
○	４	2	2	ラインクラフト	牝3	福永祐一	56	1.35.1	３	1-1-1	36.3	1
	５	7	9	スナークスズラン	牝6	安藤光彰	55	1.35.2	1/2	2-2-6	35.7	9
△	６	4	4	チアフルスマイル	牝5	藤田伸二	55	1.35.5	１3/4	8-8-7	35.7	6
	７	7	8	マルターズヒート	牝4	秋山真一	55	1.35.5	ハナ	4-2-2	36.2	10
◎	８	1	1	ライラプス	牝3	松永幹夫	54	1.36.2	４	4-6-8	36.4	5
△	９	6	6	オースミコスモ	牝6	上村洋行	56	1.36.2	クビ	2-2-8	36.6	7
	10	6	7	コスモヴァレンチ	牝3	武幸四郎	54	1.37.9	大差	10-10-10	37.2	8
	11	8	11	シンコールビー	牝5	藤岡佑介	55	1.38.5	３1/2	11-11-11	37.2	11

LAP	13.4-11.4-11.5-11.5-11.0-11.5-11.7-12.5

単勝	５ \450
複勝	５ \170 / ３ \260 / 10 \270
枠連	3-5 \2500 (8)
馬連	03-05 \2430 (7)
ワイド	03-05 \650 (8) / 05-10 \590 (6) / 03-10 \950 (12)
馬単	05-03 \3860 (13)
３連複	03-05-10 \5740 (17/165)
３連単	05-03-10 \29150 (81/990)

いやはや、アドマイヤグルーヴを「お客さん」などと言って非常に恥ずかしい。中団できっちりと折り合った上、４角ではラインクラフトを完全に競り潰した。後方からペリエとアンカツが迫ってきたけれど、既に勝負は決していた。エリザベス女王杯を連覇したように、牝馬同士では本当に強い馬だ。ダイナカール−エアグルーヴ−アドマイヤグルーヴと続いた名牝の系譜。その子供が本当に楽しみである。この一族が受け継いできたスピードと底力を持ってすれば、４代連続Ｇ１制覇というのも、決して夢ではないだろう。
１番人気のラインクラフトは、逃げる形になったことが誤算だったのではないか。ただ、とはいえ、あの楽なペースで４着に沈むような馬ではないと思えるだけに、初の56kgに加え、前走牡馬相手のマイルＣＳ激走が響いたとみた。来年は、ヴィクトリアマイルという新しい目標もあることだし、立て直しを図れれば、十分に主役へ復活できると思う。
僕の本命ライラプスは、４角手前でずるずる下がって後方へ。全くいいところがなかった。少し疲れが出てきているのではなかろうか。