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《回顧》朝日杯フューチュリティステークス

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冬の中山に白の旋風。
フサイチリシャール、堂々の4連勝でG1制覇。

馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 コーナー順 3F
6 12 フサイチリシャール 牡2 福永祐一 55 1.33.7 2-2-2 34.4 2
3 5 スーパーホーネット 牡2 内田博幸 55 1.33.7 クビ 7-7-6 34.0 5
4 7 ジャリスコライト  牡2 デザーモ 55 1.34.0 13/4 3-5-3 34.4 1
1 2 ショウナンタキオン 牡2 田中勝春 55 1.34.2 11/2 11-11-9 34.1 3
1 1 ダイアモンドヘッド 牡2 武豊   55 1.34.3 1/2 3-3-3 34.8 4
5 9 ディープエアー   牡2 池添謙一 55 1.34.5 11/2 7-12-11 34.3 6
3 6 ダノンブリエ    牡2 江田照男 55 1.34.7 11/4 11-14-11 34.3 9
2 4 アポロノサトリ   牡2 蛯名正義 55 1.35.1 21/2 13-12-14 34.9 7
8 15 エムエスワールド  牡2 松永幹夫 55 1.35.4 13/4 7-5-6 35.8 10
10 6 11 レソナル      牡2 北村宏司 55 1.35.5 3/4 1-1-1 36.5 11
11 8 16 コマノルカン    牡2 木幡初広 55 1.35.6 1/2 3-3-5 36.1 13
12 4 8 デンシャミチ    牡2 柴田善臣 55 1.35.7 3/4 7-9-9 35.8 8
13 7 14 フィールドカイザー 牡2 ボニヤ  55 1.35.7 クビ 13-9-11 35.8 12
14 7 13 タニオブゴールド  牡2 松岡正海 55 1.36.1 21/2 3-7-8 36.4 14
5 10 スロクハイネス   牝2 丹内祐次 54 ------ ---- --
2 3 フェイクフェイス  牡2 和田竜二 55 ------ ---- --
LAP  12.8-11.5-11.6-11.5-11.6-11.8-11.1-11.8
単勝 12 \320
複勝 12 \120 / 5 \320 / 7 \110
枠連 3-6 \1660 (5)
馬連 05-12 \2500 (10)
ワイド 05-12 \700 (8) / 07-12 \170 (1) / 05-07 \680 (6)
馬単 12-05 \2820 (9)
3連複 05-07-12 \1680 (4/364)
3連単 12-05-07 \11090 (29/2184)

スタートは、それほど良いとは思えなかった。しかし、難なくすっと2番手につけられる脚。これがフサイチリシャールの最大の武器だ。逃げなくても競馬はできるという陣営の言葉通り、しっかりと2番手で折り合った。スローペースで手応え十分のまま、4角では楽々と先頭。この時点で勝負あったといっていい。鞍上と馬との呼吸も絶妙だ。後方からスーパーホーネットが、内田博幸の猛烈な手綱捌きで追い込んできたが、既に勝負は決まっていた。これで福永は、朝日杯FS4戦3勝。2歳戦に限っては、武豊を完全に凌駕していると思う。
勝ったフサイチリシャールの前途も洋々だ。先行力とスピードがあり、折り合いもついて、最後バテない。マイルから2000メートルあたりがベストかとは思うが、素直な馬だけに距離が伸びても何とかこなしそうな気がする。マルカシェンクを欠いた現状では、完全に「1強」と言っていいのではないか。
1番人気のジャリスコライトは、恐れていた通り最悪の騎乗。2度の審議は、ともにジャリスコライトによるもので、下手したら失格ものだったかもしれない。ジャリスコライト自身にも問題はあるだろうが、2度にわたっての審議は、騎手の責任が大きいと言えまいか。さらには、直線ではムチを落としてクビを手で叩いている始末。手なんかで叩くなよ。全く。藤沢調教師もこれに懲りて、デザーモなんかをG1で重宝するのは考え直した方がいい。ただ、現時点では、どんなに上手く乗ってもフサイチリシャールには叶わなかっただろう。成長力に富むファンタスティックライト産駒だけに、今後の巻き返しに期待したいが、少なくとも、騎手と調教方法は見直して欲しいと切に願う。


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