餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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指に優しい!スライドキーボードのひとつの「究極」

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承前
僕は、初代W-ZERO3に出会って以来、スライドQwertyキーボードの端末を幾つか使ってきた。[es]、アドエス、EMONSTER。
ただ、ひとたび前面Qwertyキーボードの魅力にとりつかれてからというもの、すっかりご無沙汰になってしまった。「スライドする」という、わずかひと手間さえも面倒に感じるようになってしまったからだ。
前面Qwertyキー端末に比べて、スライドキーQwerty端末の持つ優位性は、画面を広く使えることと、キーのサイズを大きくできることだと思う。それは確かに魅力的なのだろうけれど、個人的には不満もあった。端末の重さが指に負担なのだ。
これまでに僕の持っている端末たちの重さを比較すると、以下のようになる。

  • 初代W-ZERO3 約220g
  • EMONSTER  約190g
  • W-ZERO3[es] 約175g
  • アドエス 約157g

液晶が大きくて見やすいのは便利なのかもしれないけれど、僕の場合、こういった端末を長い間持っていると指が疲れて仕方がなくなる。
現状のメイン機であるBBB9700は、約122g。BBB9000でも137gしかない。モバイル端末の場合10g単位でも指の負担は限りなく違うので、この差は大きい。
スライド系端末であっても、WILLCOM 03ならば135g、巷でよく見かけるSH-04A*1は140gだから、このあたりならば耐えられたのかもしれないが、いくら軽いからと言って、嗜好が合わない端末は持てない。
だから、スライドキーボード端末のメリットは認めても、自然と離れてしまうことになってしまっていた。しかし、その不満を一挙に解消するのが、Xperia X10 mini Proだった。この端末の重さは、驚くなかれ120gしかない(!)のだ。
スライドキーボード端末でありながら、BBB9700なみの軽さを実現している。これは凄い。本当に凄い。そして、実際に使い始めてみると、その素晴らしさが、さらに実感できる。
スライドの開閉は、ガタツキなく、きっちりかっちりとして心地いい。打ち始めてしばらくすると、端末を支える人差し指や中指の負担が殆どないことに気がつく。いやはや、これは実に楽だ。片手で持っても余裕の軽さ。
加えて、端末サイズが極小である点も大きなポイント。親指の移動が少なくて済むので、キーボードのみならず、端末の全ての部分に親指1本でアクセスできるのだ。素晴らしい!
持つ際のバランスには気をつける必要があるだろうけれど、慣れれば、親指1本でも入力は十分可能なように思える。スライドキーボードでありながら、片手だけでも操作が完結できるなんて。
まさにこれは、ひとつの「究極」スライドキーボードと言っていいのではなかろうか。
勿論、液晶は小さいし、解像度も低いので、前述の重たいスライド端末群に比して、ブラウジング力などは圧倒的に劣る。しかし、それを割り切って使えるならば、こんなに素敵な端末はない。

*1:ガラケー界におけるスライドQwerty端末の雄。


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