餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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マーメイドS

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歴代の勝ち馬を見ると、エアグルーヴ、エリモエクセル、アドマイヤグルーヴ、ダイワエルシエーロといった堂々たるG1馬が名を連ねる。いわば「格が物を言うレース」だったのだ。2005年までは。
しかし、2006年を境に、このレースはその性格を大きく転換させる。ヴィクトリアマイルの新設により、古馬牝馬における春の目標レースができ、一流牝馬たちは、そのレースを目指す流れに変わったのである。
施行時期は3週繰り上がり、レース条件もハンデ戦になった。別定戦だった時も、実績馬は重い斤量を背負わされていたが、他馬の閾値も高い為、力でねじ伏せることが可能だった。
しかし、ハンデ戦になってしまうと、斤量差は非常に大きくなり、実績馬には相対的に不利だ。ここ2年、ハンデ頭の馬が続けて敗れているのは、決して偶然ではないと思う。
実績から云えば、断然ベッラレイアだ。何と言ってもオークス2着馬である。フローラSの豪脚は忘れられないし、現役最強女傑のダイワスカーレットに半馬身差まで迫った*1ローズSの走りも光る。この人気も致し方ないところだろう。
しかし、前走のヴィクトリアマイルを何度か見直してみると、どうにも僕は不安が残る。外外を回ったとはいえ、何の不利も壁もなく直線に入っていたのに、全くいつもの伸びが見られなかったからだ。休み明けというハンデはあったにしろ、ちょっと負けすぎな感じがする。
今回、叩いての良化は考えられるけれど、初の56kgを背負って、しかも1番人気。人気ほどの信頼はおけないとみた。押さえに回す。
本命はソリッドプラチナム。
一昨年の勝ち馬であり、昨年の3着馬。それなのに昨年同様53kgの斤量というのは「超」美味しい気がして仕方がない。
一昨年は京都施行だったし、49kgということもあったので度外視するにしても、昨年の3着は見どころ十分だった。その後は勝てないレースが続いているけれど、牡馬相手の準オープンで、55kgを背負ってタイム差なしの2着という戦績は、牝馬同士なら十分オープン級の器だ。
典型的なハンディキャップホースで、小柄だけに1kgでも軽い方がいいことは間違いなく、昨年同様の53kgならば、今年も当然狙い目が立つ。
《重賞3着》や《準オープン2着》では、ルール上、賞金の加算はない。しかし、賞金の多寡で単純に斤量が決まるなら、ハンデキャッパーなどは必要ない筈だ。賞金が加算されないという事実に、ハンデキャッパーの目が曇っているということはないだろうか。
今回僕は、その可能性に賭けてみる。「休み明け2戦目、恵量ハンデ、鞍上強化、人気薄」と4拍子揃って、絶好の狙い目とみた。
相手は、5枠と8枠に固まった社台馬4頭に絞るつもりだったが、空気を消している福永のピースオブラヴがどうにも不気味。押さえておく。
馬券は、◎から馬単マルチ10点と、3連単1頭軸マルチ60点。トリガミ覚悟で一発長打を狙いたい。
◎ソリッドプラチナム
○レインダンス
▲ベッラレイア
△ブリトマルティス
△ザレマ
△ピースオブラヴ

*1:ダイワスカーレットは着差をつけずに完勝する馬なので、半馬身差ということにあまり意味はないのだけれど…。


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