今週は、土日あわせて4つの重賞が組まれている。重賞だけはとりあえず買おうと思っているのだけれど、土曜から2つの重賞で大勝負してしまうと、日曜まで資金を残せるかどうか自信がない。ということで、勝負レースは1本に絞る。
オーシャンステークス。去年まではオープン特別だったのだが、高松宮記念への前哨戦ということで、格上げになったようだ。ということで、去年までなら阪急杯に出走していた筈のスプリンターが挙って登場してきた。高松宮記念への直結レースだった阪急杯の条件を変更*1してまで、このレースを作る必要があったのかどうか、今ひとつ疑問が残るものの、同条件のG1、スプリンターズＳへの繋がりも重視してのことなのだろう。
本命はアイルラヴァゲイン。横山典弘びいきの僕にとっては、その復帰祝いという気持ちも勿論あるが、この馬にとっても好条件が揃った。中山1200メートルは絶好の舞台の筈だ。単勝1.4倍の圧倒的人気を背負いながら大先生の逆噴射騎乗で3着に泣いたクリスタルカップの借りを返す時とみた。奇しくも、この馬の妹アドマイヤフッキーが中山1Rに登場し、ノリで見事に勝っていることにも注目だ。何しろ、「アドマイヤフッキ（復帰）ー」なのだから、これを運命と言わずして何と言おう。
対抗はシンボリグラン。ボニヤでも重賞を勝てる馬なら、鞍上大強化デムーロに変わって狙わない手はない。58kgの斤量はキツいが、500kgを超す馬格と若さでこなしてくれると信じる。
3番手にはマルカキセキ。ここのところ人気を裏切っているが、瀬戸内厩舎リーディング争いの犠牲で酷使されたツケだと僕は思っている。一息入れて立て直してくれば、スプリンターズＳ4着の実績が物を言う筈だ。ただ、パドックでの気配、馬体重には注意したい。
デビュー以来16戦目で、なんと14人目（！）の騎手に乗り代わったマイネルアルビオン。いったい、この馬主は何を考えているのだ。父マイネルラヴがG1を制した中山スプリント戦は向いている筈だが、鞍上柴山雄一が気になる。正月競馬を終えてから続いていた連敗記録は、なんとか先週脱することができたが、騎乗の冴えを取り戻せているかどうか不安で、若干評価を落としたい。さらに、クリスタルカップで◎に先着した2頭（コパノフウジン、ディープサマー）も押さえておく。
馬券は、◎○→△馬、◎▲→△馬の3連単2頭軸マルチ36点買い。
◎アイルラヴァゲイン
○シンボリグラン
▲マルカキセキ
△マイネルアルビオン
△コパノフウジン
△ディープサマー
チューリップ賞は、実績的に2歳王者テイエムプリキュアが抜けていて、調教過程も万全だが、直前の乗り変わりがどうにも不安だ。大混戦となれば物を言うのは、騎手の腕と馬のキャリア。中央入り即重賞制覇というのが、いかにも絵になる名手岩田康誠のシェルズレイに注目。
*1:1200メートル→1400メートル
