毎月25日は、SFマガジンの発売日*1だ。
僕は、かれこれ30年に及ぶ愛読者なので、そのことを決して忘れたことはない。だから昨晩も、仕事帰りに書店へ寄って、SFマガジンを購入した。
メイン特集は、円谷プロダクションとSFマガジンとのタイアップ企画。
僕は、昔、ウルトラシリーズにのめり込んだこともあったので、非常に興味深く感じた。
ブログにはどういったことを書こうなぁなど思いながら、帰路の電車内でパラパラとページをめくっていると、衝撃的なお知らせが目に飛び込んできた。
え、えっ。嘘だろ。
僕は一瞬目を疑った。電車の中で危うく声を上げそうになったほどの衝撃。しかし、嘘ではなかった。
誌面上のドッキリ企画*2などではなく、早川書房のWebサイトにも掲載されており、それが紛れもない事実であることを知った。
雑誌不況の時代ではあるけれど、ことSFマガジンにおいては、ここ最近、品切れの号も多数出て順調だと思っていたのだ。だから尚更驚いた。
塩澤快浩編集長は、編集後記において、隔月刊化への移行は「メディアを超えた企画展開を加速するための第一段階」と述べ、「今後のSF出版をさらに面白くしていくことをお約束します」と結んだ。
しかし、隔月刊化を知ったSFプロパーやファンたちの動揺は収まらなかった。Twitterでは、隔月刊化に対する動揺のコメントが相次いだため、塩沢編集長はこのようにツイートしている。
隔月刊化への移行は、休刊に繋がるものではなさそうで*3、とりあえず一安心。
…ただ、やっぱり、それならばなぜ?と思わずにいられない。
僕は、毎月リアルタイムで小説を読み切れてはいなかったけれど、さまざまなSFの記事に関しては一通り目を通していた。
僕は、月刊サイクルのリズムで、SFに浸っていたので、それが2ヶ月間隔になってしまうというのは、あまりに長い。
かつては4誌(SFマガジン、SFアドベンチャー、奇想天外、SF宝石)もあったSF専門誌が、今やSFマガジンのみとなり、それだけでも寂しいのに、最後の砦、SFマガジンまでもが、月刊で読めなくなってしまうとは…。
あぁぁ。
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