嬉しくてたまらない。
あぁ、この日をどんなに待ち侘びたことか。
発売元である新潮社のWebサイトによると、「聖痕」の発売日は5月31日になっている。しかし、取次会社搬入が5月29日という情報を掴んでいたので、都内大手書店であれば、同日から店頭に並ぶ筈*1。
ということで、都内の大型書店に赴いて、ゲットすることにしたのだ。だから、このようにドカンと平積みになっている姿をみると、感動がこみあげてきた。
平積み集中陳列には、大きなPOP広告も掲げられていて、インパクト抜群だった。
「ぼくは綺麗だから、あいつは僕の×××××や△△△△を切り取ったんだ」
伏せ字になっていても、その凄さが伝わってくる。いやはやゾクゾクする。本の帯には、伏せられずにしっかり書かれているのだけれど(^^;
あまりに嬉しかったので、大手書店をハシゴ。色々な場所に陳列されているのを見て、感動を反芻した。
ベストセラー棚。
文芸書新刊平積み。
文芸書新刊壁面。(縦2段分を使っての陳列。)
文芸書コーナー。
どんな状態で並んでいても素晴らしい。1列しか並んでいない場所には、他の本の上に重ねて置いてしまおうかと思ったぐらいだw
そして。
今、手元に「聖痕」がある。それが本当に嬉しい。
裏表紙。
背表紙。
ストーリーについては、朝日新聞連載時、毎朝貪るように読んでいたから、全てわかっている…つもりだった。
しかし、あらためて読み始めてみると、まだまだ僕は甘かったことを痛感。まとまった形で、続けて読むことによって、あらたな発見と感動の連続があった。
デビュー以来、あらゆる小説技法を駆使しまくってきた筒井さんならではの、まさに計算しつくされた逸品。
この小説の凄さは、1度だけでは理解しきれないような気がする。何度も、何度も読み返すつもりだ。
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*1:発売日協定のかっていない書籍の場合は、取次会社搬入日=販売可能日。