餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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ディープインパクト陣営の迷走

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凱旋門賞3着のディープインパクト(牡(おす)4歳、栗東・池江泰郎厩舎(きゅうしゃ))が、15日に締め切られる天皇賞・秋(29日、東京競馬場)の第1回出馬登録をすることになり、同レースに出走する見通しが強まった。
4日朝に帰国したディープは疲れもなく元気。最終的に出走するかどうかは体調を見て決めるが、池江調教師は「次のステップを決める際に、選択肢を広げておきたい」とコメントした。
(asahi.com)

何だか雲行きが怪しくなってきた。
なんと、ジャパンカップどころか、天皇賞出走のプランまであるとは。当初は有馬記念からの始動予定だった筈なのに、何でこんなにどんどん早まっていくのだろう。陣営は、あくまで状態次第と言っているが、東京競馬場での着地検疫をJRAが認めたのは、「ドル箱ホースの天皇賞出走」が前提であるに違いない。おそらく、世論の声を背景に、天皇賞参戦になだれこんでいきそうな気がする。
そもそもこれは、初めからの既定路線だったのではないかと穿ってしまう。それならば、凱旋門賞の前哨戦をあえて使わなかった説明がつくからだ。陣営が、国内G1戦の片手間に勝てるとでも思っていたのなら、凱旋門賞も嘗められたものである。
もちろん、それは僕の穿った見方であって、陣営にそんな気はなかったと信じたい。凱旋門賞を勝っていたならば、有馬記念まで休養というパターンのままだったろう。しかし、そこで負けてしまったことが、陣営を迷走させてしまったのではなかろうか。
迷走というのも、あくまで僕の勝手な解釈だから、勇気ある決断と取る向きも多いようだ。攻めのローテーションだと。しかし、これを攻めだというならば、なぜ凱旋門賞の時に攻めなかったのか。なぜ前哨戦を使わなかったのか。
これが僕には残念でならないから、今回の決断は、どうしても迷走に映る。
天皇賞に話を戻せば、ディープの状態さえ問題ないなら、また、口笛を吹くように勝ってしまうだろう。それだけの馬だ。デビュー時から応援し続けてきた馬だけに、きっと僕も、出走すれば応援してしまうのだろう。
しかし、凱旋門賞の余韻もさめやらぬうち、いきなり「天皇賞に出走します。応援してください」と言われても、何だかどうにも今は素直に受け入れられないのである。


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