さよなら…夜明けランロードの猫

僕の1日は、猫とともに明けていく。 毎日、夜明けの時刻から走っていた理由は、もちろん、走ることが楽しかったということもあるけれど、それだけじゃない。 ランニングロード内の公園にいる、野良猫に会いたかったという理由が大きい。 だから、いつも決まって同じ道を走った。僕が走っているのは、かなり早い時間なので……