福島遠征、4年目の夜明けランは…。(後編)

(承前) 「いったいどこまで登っていくんだろう…。」 夜明けランの前日。僕は、そんな思いを感じながら、送迎バスに揺られていた。福島駅から高湯温泉に向かっていた時の心境だ。 バスは、ゆったりとしたペースで、狭い山間の道をひたすらくねくねと登っていく。坂また坂、いつになってもゴールは見えない。そんな思いま…