競技場での感慨が半端じゃなかった、古河はなももマラソン

「あと1分半だぞ!頑張れ!」 競技場に入った途端、そんな声をかけられた。 声の主は誰だかわからなかったし、僕だけに向けられた言葉でもなかったが、でも、その言葉の意味は、痛いほどよくわかった。 僕も、手元のGarminで、ずっと時刻を意識しながら走っていたからだ。 …時を遡ること5時間前。 その競技場がある、古河…