餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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午前5時の「やじ満@豊洲市場」で、アフターランのビールを満喫!

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 【前回のあらすじ】

先週の土曜日。夜明け前の皇居外周ランを経て、僕は、豊洲市場へ向かった。

2年前、丑の日限定の「うなぎランナー」として、豊洲市場まで走った時は、激しい雨で、心が折れそうになったけれど、今回は好天に恵まれた。

銀座を経て、勝鬨(かちどき)橋を超え、僕は、ついに豊洲市場へ到達。

一般開場時刻(午前5時)の15分前に到着したので、まだ、列に並んでいたのは10人程度。

僕は、バフから不織布マスクに付け替えて、心躍らせながら、開場の時刻を待った。

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夜明けの皇居ランかーらーの?!豊洲市場! - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

いざ、開場!

僕は、一番乗りを目指して、一目散で飲食店街へ向かった。

その入口にあったマップで、店の場所を確かめる。

f:id:ICHIZO:20210628015625j:plain2年前。うなぎランナーとして訪れた「福せん」は右上の隅。

3年前、築地市場時代に訪れて、早朝餃ビーをした「ふぢの」は、左ブロックの上から3番目にあった。

しかし…。

僕の目指していた店、「やじ満」は、何度確かめても、そのマップの中には見つからなかった。

僕は、一瞬頭が真っ白になった。そんなバカな。

豊洲市場に「やじ満」が存在していることは、店舗公式のTwitterでも確認済みだった。

それなのに、なぜ、見つからないんだ!

僕は、ちょっとパニックになりながら、近くにいた警備員に、Twitterの画面を示し、「ここに行きたいんですけど…。」と尋ねた。

すると警備員は、笑顔で僕にこう告げた。

「あっ。やじ満さんね。それなら、はす向かいの建物の中にありますよ。」と言った。

えっ…?

ここでようやく僕は気がついた。

豊洲市場内の飲食店は、何カ所かに分散して存在していたのである。

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豊洲市場ぐるめMAP|豊洲ぐるめ

その時、僕が警備員と話していた場所は、水産仲卸売場棟の3F。

しかし、目指す「やじ満」は、道路を挟んで向かい側にある、管理施設棟3階に存在していたのだ。

その場所にあることは、店舗公式のTwitterにもちゃんと記載されていたのに、僕は、すっかりそれを見逃していた。バカすぎだ。

僕は慌てて水産仲卸売場棟を出て、向かいにある管理施設棟を目指して走った。

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この入口で、再び、アルコール消毒、検温などを実施し、いざ、店舗へ向かうと…。

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店内はすでに満員だったorz

時刻は午前5時5分。わずか5分のロスだったのに、一気に満員になってしまったようだ。

料理は誰も出てきていない感じだったので、皆、入店したばかり…ということだろう。

となると、相当待たなければいけないなぁ。

本当ならば、開店と同時に入れていた筈なのに…と思って落ち込んでいたところ、店員さんが、中から僕に声をかけてくれた。

「そこのテーブル席でしたら、入れますけど。」

「テーブル席…?」

僕は、一瞬何のことかよくわからなかったが、店員さんが示してくれた場所を見て、理解した。

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店の右端に、飛び地のようなテーブル席が存在していたのだ。

もちろん、喜んで入店。

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どうやらここは、カウンターが埋まっているときの待機席的な位置づけのようだった。

だから、料理は店員さんが運んでくれるわけではなく、自分でカウンターまで取りに行く必要があった。

しかし、外で待つよりは断然いいし…。

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店内をゆったり見渡せるので、これはこれで悪くないと思った。

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テーブル席の横には、「やじ満物語り」という手書きメッセージが掲げられていた。

「やじ満」は、創業70年の伝統を誇る店なのだが、それに縛られず、個性と現代を盛り込むとの心意気が書かれており、僕はちょっと胸が熱くなった。

その言葉通り、「やじ満」は、個性と現代を盛り込んでいる。

ほぼ毎日、Twitterなどで最新情報を発信したり、日替わりの「メニューにないメニュー」を提供。

その内容も実に魅力的で、だからこそ僕も、絶対ここを訪れたい!と思ったのだ。

僕は、それがようやく実現できたことに感慨を覚え、まずは、やっぱりビールを堪能しようと思った。

思えば、夜明け前から、それを楽しみにここまで走ってきたのである。

開店直後に入れなかったのは痛恨だったけれど、でも、それほどロスなく入店できたし、結果オーライ。

アフターランのご褒美として、やっぱりここは、ビールの一手だ。

豊洲市場内の店は、自粛しても協力金が支給されないため、緊急事態宣言中でも酒類を提供している店があった。

しかし、「やじ満」は、緊急事態宣言中の酒類提供を自粛。

自粛協力金も出ないのに、酒を提供せず、さらには緊急事態宣言がずるずると延長になったことで、かなり営業は厳しかったと思う。

しかし、「まん防」への移行に伴って、それがようやく解禁された。*1

だからやっぱり、飲まずにはいられない。

ということで、僕は、ビールと、ザーサイ漬けを注文。ほどなくそれは登場した。

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中瓶のビールは、サッポロラガーの赤星だった。

いやはや、これが旨かったのなんの。五臓六腑に染み渡る、とはこのこと。

ここまで走ってきて本当に良かったなぁ…。

僕は幸せを噛みしめながら、店内のメニューを見渡した。

さぁ、メイン料理を注文だ!

(以下、続く) 

*1:「まん防」に伴う酒類提供可能時間は、午前11時~午後7時に限られているが、市場内の店には適用されない。そもそも、午前11時以前が、なぜダメなのかという根拠が不明だし、市場の営業時間(午前5時~午後3時)を考えれば、酒の提供は、ごく自然だ。


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