今度はファミペイか…。
僕は、なんだか、デジャヴを見ているような気がした。
「QRコード決済で大々的なキャンペーン」→「アクセス殺到」→「キャンペーン内容の見直し、中止」
という現象は、過去、PayPay(1日限定の20%還元祭)やau PAY(毎週10億円!もらえるキャンペーン)でも発生しているからだ。
今回のファミペイキャンペーンにおいては、飲食店や家電量販店での還元が、唐突に中止となってしまった。
今後の利用に備え、チャージをしていたユーザーは、そのハシゴを突然外されてしまったことになる。
どれだけチャージしたとしても、決して損をするわけではない。
ファミリーマート本体ではキャンペーンが適用されるし、チャージしたお金はもちろん生きている。
しかし、家電量販店での買い物をするために、何千円もチャージしたユーザーの中には、「騙された!」と思う人もいるのではなかろうか。
スマートフォンによるQRコード決済は、通信システムに依存しているため、アクセスが想定以上に集中すると、こういったトラブルに繋がる。
先週の土曜日(23日)も、au PAYで、三太郎の日*1に伴う通信障害が発生したばかりだ。
僕はこのとき、ちょうどau PAYで買い物をしようと思っていたのだけれど、全く繋がらず、エラーが頻発するため、現金で購入する羽目になってしまったことを思い出す。
短時間のシステムダウンは、他サービスでもたびたび発生して、ニュースになっている。
これはほんの一例だが、こういった、突然発生する短期間の障害は、あとになってから発表されることが多いから悩ましい。
いざ自分がQRコード決済を利用しようとするとき、それが突然使えなっていると、本当に戸惑う。
それが、サーバー側の問題なのか、自分の通信環境や端末トラブルによるものなのか区別がつきにくいからだ。
そして、そのどちらも発生する可能性があるだけに、常に安心して使えるというわけではない。
QRコード決済は、レジでの会計時に表示させるため、その際、いきなり繋がらなくなっていると、本当に困るし、実に悩ましい。
前述au PAYの例は、まさにそのパターンだった。
僕が決済しようとした時、レジで後ろに人が並んでいたりしたため、僕は、パニックになり、慌てて現金支払いに切り替えたのだ。
いやぁ、現金を持っていて良かった…と、僕はホッとしたが、後でよく考えると、カード払いができたことに気がついた。
プラスチックのカードを使った、ICカード決済やクレジットカード決済ならば、スマホなし、通信環境なしでも利用できるため、こういったトラブルとは無縁。
QRコード決済は、とても便利なシステムだけれど、まだまだ未成熟で不安な部分を残していると思う。
そう考えると、現時点では、プラスチックのカードも、まだまだ手放せないような気がした。
*1:auにおいて、毎月3日、13日、23日に実施されている、キャンペーンデイ。