この春から、docomoが展開する、新料金プランの「ahamo」。
発表時は衝撃的で、僕も、こんなエントリーを書いた。
その後、他社が続々と値下げをしてきたため、料金面での優位性はほぼなくなってしまった。
しかし、docomoブランドとしては画期的な料金プランだけに、好評のようで、先行申し込みが100万を超えたとも発表されている。
ただ、このプランは、docomoの通常プランと似て非なるものであることを理解しておく必要がある。
申込はオンライン限定だし、キャリアメール非対応、店頭サポートもなし。
若者向けのプランということで、大胆で割り切った設定になっているような気がした。
留守電非対応ということも、当初から発表されていたのだけれど、これについては、あまり気にしていなかった。
アプリで代用できると思っていたからだ。
docomo回線を利用しているMVNO各社でも、公式の留守電サービスは対応していないが、スマート留守電など、キャリアの《転送でんわサービス》を活用したアプリを導入して対応している。
「スマート留守電」アプリは、現在僕も利用をしているのだけれど、留守電の内容を文字起こししてくれる上、それをメールで確認できたりするので、なかなか便利。
キャリアの留守電よりも使い勝手がいいんじゃないかと思うほどで、僕は、うまい抜け道を考えたものだなぁと思っている。
だから、今後もしも、「ahamo」に移行したとしても、このアプリがあれば、心配いらないだろうと考えていた。
しかし…。
こんな記事を目にして愕然。
なんと、「ahamo」は、留守電がないばかりでなく、転送でんわにも非対応なのか。
となると、「スマート留守電」などのサードパーティアプリは使えなくなってしまう。
androidスマートフォンの一部には、端末内に通話記録を残しておくことができる《伝言メモ》を搭載しているものもある。
しかし、それはあくまで、国産Androidの一部機種だけで、SIMフリーのグローバルモデルなどは非対応。
そして何より、iPhoneには《伝言メモ》機能がないため、留守電には全く非対応ということになってしまう。
個人的に、これはかなり痛い仕様だ。
「ahamo」のメインターゲット層である若者は、電話利用が少ないと想定されており、LINEなどで代用できるから不要…と思われたのかもしれない。
ただ、普段あまり電話をしないからこそ、留守電機能は必要…と思う人も、一定数はいるんじゃなかろうか。