楽しそうでたまらない。
NYC Marathon: Live Updates, Results and Winners - The New York Times
昨日スタートしたニューヨークシティマラソン2021の記事を見ていたら、僕は、いてもたってもいられなくなってきた。
スタート直後、スタテンアイランドからブルックリンに渡るヴェラザノ=ナローズ・ブリッジ。
10年前、僕は、痺れるほどの興奮に包まれて、この橋を渡ったことを思い出す。
日本時間では、現在(11月8日未明)でも、レースは絶賛開催中であり、Twitterなどには、続々と歓喜の報告がアップされている。
参加人数は33,000人。
例年の55,000人から、大きく人数を減らしての開催ではあるけれど、それでも、超マンモス大会であることは間違いない。
日本でも、先週の金沢マラソンに続き、ぐんまマラソンや富山マラソンが開催された。
《マラソン大会のある日常》が戻ってきたんだなぁ…という思いで、胸が熱くなる。
僕は、ここ1年間、ロングランが全くできず、歌を忘れたカナリアならぬ、レースを忘れたランナーになりつつあった。
しかし、先日、「バーチャル」ニューヨークシティマラソンを敢行。
28km地点で転倒し、体じゅう傷だらけになってしまったけれど、何とか、1年ぶりにフル距離を走りきった。
その気力を支えてくれたのは、ニューヨークへの熱い思いだった。
このバーチャルレースには、完走賞として、「ニューヨークシティマラソン2022」への出走権がかかっていたからである。
僕は、満身創痍でその権利をゲットした喜びを噛みしめながら、今年のレース報道を眺めた。
あぁ、来年は、10年ぶりにこのコースを走れるんだなぁ。
そんなことを思っていたら、僕の脳内では、「New York, New York」がリフレインしはじめた。
そう。ニューヨークシティマラソンのスタート時にかかる曲だ。
僕の心は、はや、ニューヨークに飛んでいきそうだった。
しかし…。
手放しで喜んではいられない。
現状、日本からのニューヨーク遠征には、高い、高いハードルが立ちはだかっているからだ。
そう思ったら、僕の脳内ソングは、この曲に切り替わったw
アメリカ横断ウルトラクイズのテーマソングだ。
「ニューヨークに行きたいかー?!」と聞かれれば、もちろん、「行きたいぞーっ」と答えるのだけれど、日本政府は、簡単にそれを認めてくれない。
普通に働いている社会人にとって、帰国後待機期間が14日も必要などという状況では、海外への観光旅行は不可能だからだ。
ビジネス出張に限り、待機期間が3日になったということで、これは大きな前進だと思っていたが…。
それでさえも、非常に面倒な手続きが必要になるようだ。
この分だと、観光目的での帰国後待機期間短縮、ましてや撤廃など、夢のまた夢になってしまうかもしれない。
欧米諸国では、ワクチン接種などを条件として、入国規制が大幅に緩和されているのに、日本の規制は厳しすぎる。
もしも「第6波」などがやってきたら、《鎖国》状態になりそうだ。