その名は、「povo」
KDDIが昨日発表した、auのオンライン新プランの名称だ。
無料通話プランを搭載せず、トッピングメニューにすることで、20GBで2,480円という画期的な価格を実現。
今の時代、特に若者は、メールやLINEに慣れており、通話についても、LINEなどのオンラインサービスで済ませてしまう人が多いため、このアイデアは悪くないと思う。
そう。
これは、昨年docomoが発表した「ahamo」同様、若者をターゲットにした料金プランなのである。
「povo」は、そのイメージ画像において、先行発表された「ahamo」をかなり意識している。
これが、ドコモの「ahamo」で…。
これが、auの「povo」。
どっちがどっちだよ!と思ってしまうのは、僕がオッサンだからだろうか。
いずれにしても、若者たちはとても楽しそうで、疲れたオッサンにとっては羨ましい限りだ。
「povo」は、そのネーミングについても、「ahamo」同様、造語で攻めてきた。
「ahamo」は、docomoが作った造語で、その意味は以下の通り。
「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」
もちろん、「docomo」と「ahamo」の相関も意識しているだろう。
僕は未だに、この「アハモ」というネーミングに馴染めず、違和感を感じる。
これも、僕がオッサンだからなのだろうか。
auの「povo」は、KDDIが作った造語で、プレスリリースによると、以下のように説明されている。
ab ovoってなんなんだよ!と思ったが、どうやらこれはラテン語らしい。
Wikipediaによると、このpovoは、《顧客のニーズに合わせたトッピングができることをコンセプト》として、ネーミングされたとのこと。
しかし、「point of view」(あらたな視点)と「ab ovo」(誕生と成長)から、いったいどうしてそういう解釈になるのだろう。ちょっと飛躍しすぎなんじゃないか。
僕にはどうにも意味不明だ。
語感がいいならまだしも、「ポヴォ」なんて、発音もしにくいし、滑舌の悪い人が話すと、九州地方などでは、あらぬ誤解を受ける可能性もある(謎)。
商標登録などの関係上、なるべくユニークな造語にする必要があるのかもしれないが、もう少し、他にいい言葉がなかったのかなぁ?…と思う。
まぁ、これはあくまで、僕の個人的な意見で、古くさいオッサンの感性に基づくものだ。
若者にとっては、povoという語感が、心地いいのかもしれない。
「povoって名前、エモいよなー。」などと言って、興奮するのかもしれない。
知らんけどw