餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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いざ、江ノ島へ!感動のG.W.71kmラン!!(その4:北鎌倉「大陸」で、ニンニク最強餃子を補給!)

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(承前)

東京から、60km超。

品川駅過ぎの餃子エイド以降、水分以外の補給をせずに、5時間以上走り続けてきたので、僕は、流石に疲れていた。精神も身体も限界に近い。

思っていたほど暑くはなっていなかったが、猛烈な風が吹いていて、心が折れそうになる。

そんな時に、こんな情景を見たら、我慢できるわけがなかったのだ。

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「中華料理 大陸」。

外見は、いかにもベタベタな、昭和の中華料理店。

店頭ディスプレイも何もなく、お世辞にも綺麗とは言えない。実にノスタルジックなムードを醸し出している店だ。

下調べも何もしていなかったので、若干不安はあったものの、人が、どんどん吸い込まれるように入っていく。

場所はもう、鎌倉エリアに入っていたが、観光客っぽい人だけじゃなく、地元の人っぽい人がふらりと入っていたので、多分安心できる店だろう…と思った。

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入店。

とりあえずメニューを見渡す。まさか、中華料理店に餃子がない…とは思えなかったが、一瞬見つからなかったので、ちょっと不安になる。

単に、「餃子ください」と言えばいいのかもしれないが、注文したあと、「ないよ」と言われると、そのまま出て行くのも気まずいので、僕は、店の真ん中に佇み、焦りながら探した。

…と。

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あった!

なんだか、後から書き足したような、とってつけたような場所に、ぽつんと書かれていたので、ちょっと不安になる。

しかし、もう、後戻りできない。

カウンターに座って、「餃子ひとつください」と注文。

店内は、テーブル数卓と、カウンター。水はセルフサービス。カウンターの下には、古い週刊誌。

何をとっても《ベタベタ昭和》な感じの店で、僕は、その店内情景も写真にとっておきたかった。

しかし、結構賑わっていたし、店主らしき調理人の方が、ちょっと気難しそうだったので、自粛した*1

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カウンターで、バッテリーが残り少なくなっていたiPhoneを充電しながら、餃子ができるのを待つことに。

餃子は、冷凍ではなく、しんなりした生餃子から焼くようだったので、ちょっと期待が高まる。

餃子が焼き上がるのを待っている間、隣で食べている人をそれとなく眺めていたら、ワンタン麺が黄金色(!)で、とても美味しそうだった。*2

さらに、ビールも魅力的で、僕は大いに心が揺れた。

が…。

北鎌倉まで来ているとはいえ、あと10km弱は走らなければいけないのだ。ビールを飲むには、まだ早い。

そもそも、ゴールの江ノ島に着いたら、打ち上げビールと美味しい料理が待っているのだ。我慢、我慢。

僕は、はやる気持ちをぐっとこらえて…待つこと10分。

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餃子が来た!

iPhone SEとの比較でおわかりのように、それほど大ぶりな餃子ではなく、一瞬、ちょっと物足りないかなぁという印象を受けた。
これで、ゴールまでのスタミナがつくだろうか…?と思ったのだ。

しかし、一口囓ってみると、その予想は意外な方向に裏切られる。

その具は、野菜中心…というか、ほぼ野菜で、となると、普通はマイルドな味になるのだけれど…。f:id:ICHIZO:20170518033905j:plain

ニンニク感がハンパじゃない!

具の半分は、ニンニクのみじん切りなんじゃないか?と思えるほどw

昨今「ニンニクなし餃子」を売り物にしている店が多い中、それに対する挑戦じゃないかと思えるほど、強烈。

平日のランチなどで食べたら、午後は、接客できなくなるだろうと思えるレベル。ブレスケアが、1箱ぐらい必要だ。

しかし、疲れがたまっていた僕にとって、この、ニンニクガッツリ餃子は大いに救いになった。

僕は、身体に大きな力が漲ってくるのを感じながら、退店。

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店を出ると、すぐ、北鎌倉駅があった。

観光客も多数訪れる駅の至近に、いかにも昭和な感じで佇む中華料理店。

外国から来た人たちが、あの餃子を食べたら、いったいどんな感想を抱くのだろう…?と思いつつ、僕は、最終目的地に向けて走り出すことにした。

江ノ島までは、あと、約10km足らず。ガッツリニンニクでスタミナも十分補給できたし、さぁ、ラストスパートだ!

と、思っていたのだけれど…。

(以下、続く。)

 

 

ユウキ にんにくおろし 1kg

ユウキ にんにくおろし 1kg

 

 

*1:前掲のメニュー写真も、店主が調理中で背を向けている間に、何とか撮影(^^;

*2:後で調べたところ、このワンタン麺が、この店の名物のひとつ、だった。


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