BlackBerry KEYoneを使い始めて、1ヶ月以上が経つ。
もう、僕は、この端末なしではいられない。そう思うぐらい気に入っている。
BlackBerry Bold 9900以上の端末には、もう出会えないと思っていたのだけれど、今や、このKEYoneが最強ではないかと考えている。
僕はこれまで、すべてのBlackBerryを使ってきたわけではないから、あくまで単なる思い込みに過ぎないかもしれない。
特に、同じAndroid OSを搭載しているBlackBerry PRIVに、負けていると思う部分もある。(液晶サイズ、カメラスペックなど…。)
しかし、スライド式端末であるBlackBerry PRIVは、BBの王道を行く端末ではないから、「王道」BB史上においては、KEYoneがやっぱり最強だ。
以下、僕なりに考える5つの理由を力説したい。
【理由1】驚異的なスタミナ!
購入1週間後に僕は、こう書いた。
「バッテリの持ちが素晴らしすぎる!」という思いは、1ヶ月以上経った今でも、全く変わらないし、むしろ、その強まっている。
ズボラな僕は、定期的な充電習慣を身につけられないため、併用しているiPhone SEでは、バッテリ残量低下の警告を受けることがしばしば。
しかし、このKEYoneは、そんな悩みと無縁。1日や2日充電を忘れたところで、全く問題はないからだ。
以前のエントリーでも書いたが、ガラケー時代は、それが当たり前だった。
スマホ時代になり、モバイルバッテリや町なかの施設などで、常に充電しながら使うのが、「当たり前」になってしまったけれど、そんな手間をかけずに済む方が、楽に決まっている。
特に、僕のようなズボラで忘れっぽいタイプの人間には。
【理由2】大画面&ストレートQwertyの両立!
KEYoneの液晶サイズは、 4.5 インチ。
iPhone 6や7のサイズ(4.7インチ)よりも小さいので、「大画面」と呼ぶのはおかしいかもしれない。
しかし、かつて、日本でBlackBerryが普通に流通していた時代に、最大の液晶サイズだったBB9900のそれは2.8インチだったので、それとの比較では圧倒的。
iPhone 7よりも小さい、とは書いたが、KEYoneの場合は、その液晶に加えて、物理的なキーボードを有しているのが大きなポイントになる。
物理キーボードを使うことにより、いちいち画面に触れることなく、快適な操作が可能。
文字入力をする際だって、画面に仮想キーボードを表示させなくて済む。
だから、スペック上の液晶サイズよりも、ずっと快適に、広い画面を使うことができるのだ。
BB Privの液晶は5.4インチだから、KEYoneよりも大きいが、Privの場合は、「縦スライドさせないとQwertyキーを使えない」と言うのが難点。
個人的には、このワンアクションがあまり好きになれず、BBの大きなメリットである、キーボードショートカット機能も十分に生かせない。
だからやっぱり僕は、KEYoneのバランスの方が優れていると思う。
【理由3】BIS非搭載。だからネットも快適!
かつてのBlackBerryは、ネット鑑賞に不向きな端末だった。
なんと言っても、BIS(BlackBerry Internet Service)を介してしか、通信ができなかったからだ。
BIS経由であるがゆえ、通信速度は遅く、しかも、前述の通り、画面サイズも狭いので、使い勝手がとても悪かった。
BIS側でデータを圧縮するため、パケット量を消費しないというメリットもあったが、docomo縛りの時代は、そのメリットを享受できなかった。
docomoには、BB対応の少量パケットプランなど、用意する気がなかったからだ。
しかし、KEYoneには、BIS縛りも、docomo縛りも、ない。
格安SIMを挿入して、大画面で快適にWebが使えるのだ。いやはや、これを快適と言わずして、なんと言おう。
【理由4】汎用性が高い、Android OS搭載!
BlackBerryが、Android搭載の端末になってしまうことを知った時、僕は、BlackBerryの「終わり」だと思った。
BlackBerry=「BlackBerry OS搭載の端末」だと思っていたからだ。
自らの矜恃であるOSを捨てて、見かけだけBlackBerryにしたところでいったいどんな意味がある?という気持ちだったのだ。
しかし、今は違う。むしろ、逆。
なんでもっと早くそうしなかったんだろう、という思いでいっぱいだ。
BlackBerry OSは、BBに特化した、素晴らしいOSだったことは間違いない。BBの素晴らしさを100%生かすのであれば、もちろん、独自OSの方が優れていると思う。
ただ、シェアの大きかった時代ならいざしらず、勢力が衰えてしまってからも、「独自」にこだわるのは、マイナスでしかない。
端末で使えるアプリは(もともとそれほど多くないのに)減るばかりだし、ユーザー減少とともに、得られる情報も乏しくなる一方だった。完全に尻すぼみの状態だったのだ。
そんな瀕死状態だったBBが、「Android搭載」により息を吹き返した、と僕は思う。
なんと言っても、Androidは、汎用性が高いOS。
現状においては、対応アプリ、利用ユーザーの数、各種情報に至るまで、BlackBerry OSとは比べものにならない。
KEYone購入までは、「Androidでは、BBの独自性が生かせないんじゃないか?」と思っていたが、それは大きな誤解だった。
BBならではの操作性を保ちながら、しっかりAndroid OSが使える。ちゃんと調和している。
いやぁ、幸せな時代になったものだなぁと思う。
【理由5】指紋認証、最高!
KEYoneには、BlackBerry史上、はじめて指紋認証が搭載された。
ただ、僕は、KEYone入手前、それほどその機能に期待していなかった。
スペースキーが認証を兼ねるということで、ちょっと使いにくそうな気がしたからだ。
ところが、それも大きな誤解だった。
いやはやこれが快適、実に、たまらなく快適なのだ。
iPhone SEも指紋認証を搭載しているけれど、その認証性は、断然、KEYoneの方が上で、僕は、毎日その使い勝手に酔いしれている。
前述の通り、大画面&ストレートQwertyが素晴らしい上に、指紋認証が加わって、まさに無敵。
本当に使い勝手のいい端末に仕上がっていると思う。
【まとめ】
もちろん、難点もある。
なんと言っても、標準の日本語入力機能が最悪で使い物にならない。折角の物理キーボードが生かせないのだ。本末転倒にもほどがある。
ただ、これは、Andoroidの日本語入力アプリを使えば、何とか凌げる。さまざまなアプリは、BBにとって一長一短で、どれがベストとも言えないが、標準機能よりは断然マシ。
今後のアップデートにも期待できるので、いつか、BBの物理キーボードを生かせる究極のアプリが出現することを祈りたい。
筐体サイズについても、4.5インチの液晶端末にしては(キーボード搭載の分)大きく、縦長で、気になる人はいるだろう。
でも、いざ使い始めてみると、その見た目ほど、持ちにくくはないし、快適に操作できる。
他、いろいろと細かい点で気になることはあるものの、それを差し引いてもなお、僕は、「王道」BB史上最強だと思う。
スタミナばっちりで、Andoroidが使えて、ネットも快適。指紋認証の使い勝手も最高。かつ、物理キーボードを有した独特のフォルム。
かつてのBBユーザーにはもちろん、「ちょっと人と違ったスマートフォンが使いたい」という人にもオススメ。
【日本正規代理店品】BlackBerry KEYone Black/Silver 32GB Android SIMフリー スマートフォン QWERTY キーボード PRD-63763-001
- 出版社/メーカー: BlackBerry
- 発売日: 2017/06/29
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