この数か月間、僕は悩みに悩んでいた。
行きつけの歯科医で、2月に左奥歯を抜歯した後、右奥歯の抜歯も急務だと言われ、それに合わせて、「入れ歯」を提案された。
しかし僕は、どうしても入れ歯に抵抗があったため、苦悩していたのだ。
右奥歯は限界寸前の状態で、いずれ猛烈な炎症を引き起こすと脅されたため、僕にはあまり時間がなかった。
入れ歯の代わりとして、僕がずっと考えていたのは、インプラント。
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法だ。
インプラントであれば、入れ歯のように毎日脱着してケアする必要はないし、普通の歯と同じような噛み心地が得られるという。
その機能については文句なかったが、問題はその価格。
保険が適用されないため、自由診療となり、1本40万超の予算がかかってしまうことだった。
ということで、ずっと悩み続けていたのだけれど…。
結局僕はインプラント治療を決断。
インターネットや本などで、インプラント関係の情報は収集しまくったし、何軒もの専門医で話を聞いた。
ネットの口コミにはトラップがあって、信用できないということも学んだ。
今後インプラントを検討している人のために、そんなトラップの実例を紹介したいのだけれど、「当医院を貶めた場合、弁護士経由で告訴する」という確認書に署名して(させられて)しまったため、自粛。
初回カウンセリングで大金(1万5千円超!)をとられた*1ため、ちょっと癪なのだけれど、この歯科医と比較することにより、信頼できる(と思えた)歯科に出会えたので、勉強料だと諦めることにした。
僕は、その歯科で、丁寧な精密検査やカウンセリングを行っていただき、今回、いよいよ治療が開始されることになったのである。
インプラントというと、人工歯根を埋め込み、人工歯冠をかぶせるだけと思われがち(僕はそう思っていた)だが、実際はそんなに甘いものではなかった。
人工歯根を支えるためには骨が必要。
そんな骨が不足している場合は、まず、骨の再生から行う必要があるためだ。
僕の場合は、絶対的に骨が足りず、抜歯ソケットプリザベーション(抜歯窩に骨補填材を注入して、骨を再生させる手術)が必須だと説明された。

人工歯根を埋め込む「土台」を作り出すために、なんと6か月もかかるという。
長い…長すぎる…。
ただ、骨が足りないインプラントの場合、どうしてもこの期間は不可避とのことなので、なんとか我慢することに決めた。
僕は結局、もともと失っていた奥歯2本に加えて、今回新たに抜歯する右奥歯1本の抜歯ソケットプリザベーションを行ってもらうことになった。
結果、3本の奥歯を処置し、縫合まで行う大手術となって、1時間半もかかった。
そのため…。
抜歯の苦悶が治まらない状態に至ってしまったのである。
手術から2晩がたち、出血こそ治まったものの、抜歯窩は大きくえぐられ、縫合されている状態なので、口内の違和感が半端ない。
奥歯3本を失っているため、ほとんど奥歯では噛むことができず、非常に苦労している。
2週間後の抜糸までアルコールは厳禁となり、餃ビーもできなくなったので、せっかくのGW(Gyoza Week)も台無しだ。
悲しいことこの上ないけれど、自分で決めたことだし、将来的には楽しく噛める生活が戻ってくる筈なので、今は我慢、我慢するしかない。
あぁ。
*1:結果的にその歯科でインプラント治療を行えば返却されるが、行わない場合は単なる取られ損。うまいこと考えてるよなぁ。

